YouTube動画から人気に火がついた「地球グミ」と呼ばれるお菓子が若い女性や子供たちの間で大人気となっている(「宇宙グミ」とも呼ばれる)。あまりの人気ぶりに、販売店舗では在庫切れが相次ぎ、SNSでは「このお店で買えました!」とレポートする女子も目立つ。

 若者たちが熱中するこのお菓子、いったいどのようなものなのだろうか? 「地球グミ」の正式名称は、「トローリ プラネットグミ」という商品。ドイツのメダラー社が製造している。PLAZAやドン・キホーテ、サンキューマートのほか、カルディなどでも販売されている。ただし、暑さに弱い商品のため夏場の輸入は控えられており、現在は入手困難となっているようだ。

 地球を模したプニプニ食感の発泡性のグミのなかに、地球のマグマをイメージしたフルーツ果汁がフィリングされている。

 なぜこのお菓子が若者たちに人気を博しているのか? 女子大生・Aさん(19歳)は、こう説明する。

「地球グミは、韓国のYouTuberが火付け役となり、その後日本のYouTuberとTikTokerも注目しはじめました。まず見た目が派手で動画映えすること。動画のサムネイルでも目立つし、新しいもの好きな若者に刺さったのだと思います。

 一気にバズったきっかけはASMR動画(※咀嚼音などをコンテンツに聴覚を刺激する動画)で紹介されたことです。地球グミはプラスチックの丸いケースのなかに入っているのですが、そのケースを噛み砕き、パキッと割ってグミを出す音声が心地よいと話題になりました。この動画をみて『私も食べてみたい!』と、日本国内でも購入できる場所を探す人たちが殺到したんです」(Aさん)

小学生YouTuberの人気コンテンツに

 この地球グミ、女子中高生だけでなく小学生YouTuberにも大人気のようだ。小学生YouTuberに詳しいライターの女性・Bさん(30代)は、こう語る。

「毒々しい水色の見た目が子どもたちにも大ウケです。小学生YouTuberは基本的に、すべて保護者が動画の企画や撮影、編集までを行うわけですが、ただ子供たちにグミを食べさせるだけでは、他のチャンネルと差別化ができない。

 そのため、最近では子どもにグミを食べさせるASMRコンテンツだけでなく、ゼラチンと着色料をつかって、子どもと一緒に『地球グミ(のようなもの)を作ってみた』系の動画が流行っています。自宅時間が増えたこともあり、親子で一緒に話題のおかしを作って盛り上がれるのはよいことですね」(Bさん)

 タピオカブームが去ったと思いきや、大人たちの知らないところで、新たなるヒット商品が生まれているようだ。