コロナ禍で打撃を受けた業界が多いなか、家電の売れ行きは好調だ。健康管理への意識の高まりから、エアコンや空気清浄機、マッサージ器などの売り上げが増加。長引く自粛生活の影響で、テレビや調理家電も人気だという。こうしたなか、自宅で居酒屋気分が味わえるグリルや酒燗器など、特定の機能に秀でた“一芸家電”が注目を集めている。

 家電などを企画販売するライソンは、2018年にクラウドファンディングで約518万円を集め、カップ焼きそばのペヤングを美味しく焼くのに最適な温度や水の量を研究して専用ホットプレートを開発。発売からわずか4か月ほどで、2万台以上を売り上げた。

 その他、注目を浴びる便利な一芸家電12製品を紹介しよう。

●せんべろメーカー(ライソン/8250円)

 1台のグリルにおでん鍋、焼き鳥網、炙り網、熱燗鍋、とっくり、おちょこが付属。1000円分の食材があれば、自宅で“せんべろ”気分になれる。グリルの長さが2倍になった「にせんべろメーカー」も5月に発売。

●自家製焼き鳥メーカー2(サンコー/6280円)

 焼き鳥をセットすれば自動で串が回転し、60〜240℃の温度でムラなくじっくりと焼き上げる。煙が少ないため卓上で使用可能。牛肉や豚肉、野菜などの串焼きに使えるのもうれしい。

●アイロンいら〜ず(サンコー/8480円)

 乾燥とシワ伸ばしを同時に実現するシャツ専用乾燥機。シャツ型の乾燥エアバッグにシャツを装着し、バッグ内に温風を送って乾燥させる仕組み。180分のタイマー機能を搭載し、乾燥エアバッグは大小2種類付属。

●スタンドビールサーバー(グリーンハウス/1万980円)

 家庭用だが本格的なスタンドビールサーバーで、市販の缶や瓶ビールをセットして使用する。超音波の振動が超微細な泡を作りだし、クリーミーな味わいに。充電式バッテリー内蔵でアウトドアでも気軽に楽しめる。

●大人の流しそうめん(ドウシシャ/6578円)

 上部に麺をセットすると自動でらせん状のスライダーに送られ、下に流れ落ちた麺が桶の中で回る。上部には氷ケースが付属し、冷えたそうめんを味わえる。サイズは幅約47cm、奥行約35cm、高さ約55cm。

●酒燗器(テスコム/4378円 ※編集部調べ)

 簡単に操作できるスライド式レバーで、熱燗からぬる燗までこだわりの温度調整が可能。陶磁器製の徳利は2.5合サイズと大人数向け。お酒をじっくり温めるので冷めにくく、酒の風味が引き立つ。

●電動わた雪かき氷器(ドウシシャ/1万780円)

 30年近く家庭用のかき氷器を製造するドウシシャが作る、こだわりの商品。ヒーター機能が搭載され、氷の表面を温めながら最適な温度で氷を削る。まるで有名店のようなフワフワ食感のかき氷に。

●ヨーグルトメーカー IYM-014(アイリスオーヤマ/4378円)

 牛乳パックに市販のヨーグルトを足してセット。温度や時間を設定して発酵させ、自分好みのヨーグルト作りが可能。自動メニューも搭載し、ボタン1つで飲むヨーグルトや甘酒なども作れる。

●黒にんにくメーカー こだわり(エムケー精工/3万1000円)

 にんにくやらっきょうの熟成が可能。モードや日数、温度を設定することで、にんにくの状態に合わせて自宅で好みの黒にんにくが作れる。臭いが発生するため室内やマンションでの使用は不可。

●フードスモーカー(グリーンハウス/6050円)

 高さ17cmほどのコンパクトサイズで、サクラ、ヒッコリー、リンゴの3種類のチップが付属。燻製器が作った煙を食材が入った容器に満たすだけで、手軽においしい燻製にチャレンジできる。

●回転石窯ピザ&ロースター(フカイ工業/2万2000円)

 直径約30cmのピザが1枚焼ける、ピザ愛好家の心をくすぐるロースター。セラミックプレートが回転して、遠赤効果でじっくり焼き上げる。石焼いもなど、アイデア次第でメニューの幅が広がる。

●低温調理器(アイリスオーヤマ/1万4080円)

 手持ちの鍋にセットして温度と時間を設定すると、鍋の水温を自動で調節。食材のうまみを閉じ込め、ローストビーフなどの食材が本格的な仕上がりに。温度は25〜95℃の間で、0.5℃単位で調節可能。

※週刊ポスト2021年7月9日号