ネット通販が広く普及する中、短納期配送サービスの利用も増えている。その一方で、再配達問題も生じ始めている。

 GMOリサーチ株式会社は20歳から69歳の男女モニター1,002名を対象に「ネットショッピングに関する実態調査」を実施し、その結果を2月1日に発表した。調査期間は2016年12月21日から22日。

 ネットショッピングの利用経験について聞いたところ、男性の87.3%、女性の91.4%がネットショッピングを利用していた。そこで、ネットショッピング利用者によく購入する商品を複数回答で聞いたところ、男性では「書籍・音楽」(50.1%)、「家電・家具」(41.0%)、「食料・飲料・酒類」(40.5%)が、女性では「食料・飲料・酒類」(41.2%)、「書籍・音楽」(39.9%)、「衣料品・下着」(37.5%)が多かった。

 1回あたりの購入金額を聞くと、男女ともに「2,000円〜4,000円未満」(男性37.4%、女性44.7%)が最も多く、「4,000円〜6,000円未満」(男性24.6%、女性27.2%)が続いた。また、「1万円以上」(男性6.6%、女性3.3%)は少数にとどまり、「家電・家具」を購入する傾向がある男性でも、1万円に満たない少額な買い物が多いという傾向があることも分かった。

 一方、株式会社ジャストシステムは、月に1回以上ECサイトで買い物をする20歳から59歳の男女900名を対象に「ECサイトの配送に関する意識調査」を実施し、その結果を4月12日に発表した。調査期間は4月6日から7日。

 ネット通販で即日配送や翌日配送などの短納期配送サービスの利用経験があるかを聞いたところ、62.3%が「ある」と回答した。また、利用経験者のうち24.6%が「必ず最短納期になるよう設定する」と回答し、若い世代(20代36.5%、30代25.5%、40代17.2%、50代16.3%)ほど短納期配送サービスを積極的に利用する傾向が強かった。

 一方で再配達による配達件数の増加も問題となっている。その解決策として注目されている宅配ボックスについて聞くと、宅配ボックスが「ある」と回答したのは21.0%。宅配ボックスがない人に設置の意向を聞くと、「自費でかまわないのでぜひ設置したい」が5.7%、「どちらかというと自費でもいいので設置したい」が19.7%で、4人に1人が宅配ボックス設置に前向きだった。

 ネット通販が生活に欠かせないものとなっている中、短納期配送のあり方や再配達問題の今後の動向に注目が集まる。

サイトウ イサム[著]、加藤 秀行[著]