「ビジネス財布の王道」大人の品格と機能性を持ち合わせた“薄マチ長財布”3選

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新生活にも慣れ親しんできた今日この頃。4月を乗り越えうまくスタートはできましたでしょうか？ 新たな生活が始まるタイミングで、必要不可欠なのが時計・財布・カバンの3種の神器。

今回はビジネスグッズの王道とも言えるべき長財布に注目。ジャケットの内ポケットに収納できるような薄マチ長財布は、ビジネスシーンでも重宝されます。ではさっそく、注目モデルを紹介していきます！

1. 薄造り財布のマスターピースたる存在“FARO”

薄マチの長財布は軽くて扱いやすいというメリットがありますが、一般的に革を薄くすると強度は低くなり不要なシワが入ったりなど技術的にはかなり難しい部類です。そんな薄造りの財布を作り続け、圧倒的な技術力で他の追随を許さないのがFARO（ファーロ）。

0.4mmに漉いた革を2枚張り合わせて1つ1つのパーツを形成し、薄造りでも上質なコシを備えており、使い込むほどに透明感を増していくエイジングを楽しめます。

わずか2cmの厚さながら札・コイン・カードが全て収納でき、使いやすいという薄造り財布のマスターピース的な存在。中央の折り曲げ部分に型押しを施すことで、屈曲をサポートするようにアップデートもされています。長財布を使ったことが無い人も満足させる逸品です。

2. 品性を感じるモダンな束入れ“ASUMEDERU”

気品すら感じる財布を生み出したのはASUMEDERU（アスメデル）。コインケースを排除することで薄造りをキープしつつ、通常の束入れよりも使いやすいと評判の逸品です。

最大の特徴は札入れ部分。あえて片側のみ縫い付けることでフラップとしての役割を果たしてくれ、お札もスマートに出し入れができます。フタ側にはカードポケットやファスナーをつけずシンプルにすることで、折り畳んだ時にも薄さをキープできる作りに。

肌目が細かく柔らかな手触りを感じられるカーフレザーは、とにかく触れていたくなる魅力を持っています。裏地を貼らず革の床面を見せることでデザインアクセントにもなっており、取り出しやすいカードポケットの形状もgoodです！オーセンティックな束入れを現代的にブラッシュアップさせたのが、このモデル。大人としての品格を持ち合わせた財布です。

3. 圧倒的な薄さとイノヴェーティブな作り“abrAsus”

モデル名にもなっている、“薄い長財布”を展開しているのがabrAsus（アブラサス）。ですが、この財布はただ“薄い”のではなくて、長財布とは？ をアブラサスが真剣に考え、具現化した長財布なんです。

まずは最大の特徴でもある“薄さ”からみて行きましょう。こちらの写真は中にカードやお札を全て収納した状態なのですが、わずか7mmという圧倒的な薄さを誇ります。薄さの理由は大きく2つあります。

1つはカードが最大2枚しか重ならないこと。一般的な長財布は段々状にカードが重なり収納するため、どうしても厚みが出てしまいますが、この財布なら最大2枚しかカードが重ならないため、薄さをキープできています。
2つめは構造です。一般的な革の長財布は約10枚の革が重なることにより、どうしても分厚くなってしまいますが、重なる革を半分の5枚で構成することで薄さを維持しているというわけです。

この財布の凄いところはここからです。薄いだけでなく、使いやすさにも考慮されているところ！お札やカードポケットの形状が斜めにカットされていることで、出し入れがめちゃくちゃしやすいんです。お札もしっかりとホールドしてくれているため、落ちることがなく確認しやすいですし、よく使うカードを手前にすれば、ストレスフリーで使えます。

カード裏にはフリーポケットがあり領収書なども収納できて、使い勝手も良いと思います。傷も目立ちにくいエンボス加工なので、長く付き合える長財布ではないでしょうか。

ビジネスウォレットとして王道な長財布。ジャケットの内ポケからサッと取り出して支払いをする姿は、いつ見てもスマートです。財布本来の魅力を味わえるのが長財布だと思いますので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

構成・文／小林 知典、撮影／村本 祥一（BYTHEWAY）