3.「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」(日清食品)麺はチョイ太めでカップヌードル「味噌」と同じサイズ

「レギュラー化を望むほどウマいカップ麺も」マニアがガチ評価!汗をかいてでも食べたい“激辛&旨辛カップ麺”3選の画像一覧

「一日一麺」インスタントラーメンを35年間毎日食べ続けている食文化研究家の大和イチロウです。私はインスタントラーメンハンターとして日々追い続けているマニアでもあり、またカップ麺や袋麺などを監修する“中の人”でもあります。

最近、韓国のカップ麺をスーパーなどで見かけることが多くなりました。それほど市民権を得はじめている辛い系カップ麺ですが、残念ながら私は辛いものが苦手なんです。しかしインスタントラーメンマニアとしてはそんなことは言ってられません。秘密ですが事前リリースの原材料や資料を読み込んで「これ絶対うまいやつ?」とターゲットを絞って買っています。それでも昨今の辛いものブームによりサイクルが超早いので最低週4個は食べていますが……そんな中から特に激辛&旨辛の一杯を3選チョイスしました。

1.「元祖ニュータンタンメン本舗監修 鬼辛まぜタン」(サンヨー食品)

元祖ニュータンタンメン本舗は神奈川県川崎を中心に展開している中華料理のお店

元祖ニュータンタンメン本舗は神奈川県川崎を中心に展開している中華料理のお店です。かき卵&ニンニクたっぷりの醤油ベースの旨みの強いラーメンは私も関東に行くとしばしばお世話になっております。この店舗のカップ麺もレギュラー化しており、根強いファンが多数。現在、この業界で新規レギュラー化するのは大谷選手レベルほど難しいです。

1.「元祖ニュータンタンメン本舗監修 鬼辛まぜタン」(サンヨー食品)

「元祖ニュータンタンメン本舗監修 鬼辛まぜタン」(サンヨー食品) ¥258(税込)571kcal

今回ご紹介するのは店舗限定メニューの汁なし「鬼辛まぜタン」がカップ麺になって登場。ニンニクと唐辛子が売りの元祖ニュータンタンメン本舗さん。注意書きにもあるように容赦ない雰囲気がパッケージからもうかがえます。

1.「元祖ニュータンタンメン本舗監修 鬼辛まぜタン」(サンヨー食品)サンヨー食品のオリジナル製法で麺の質感が大きく変化サンヨー食品のオリジナル製法で麺の質感が大きく変化しています。各社の麺戦争において若干の遅れをとっていたサンヨーさんとしては、この進化した独自製法の麺を使ったことは気合いが入っている証拠。

1.「元祖ニュータンタンメン本舗監修 鬼辛まぜタン」(サンヨー食品)見た目的にもインパクトがすごい、この唐辛子の量!もうこの時点で覚悟して食べないといけない辛さが伝わってきます見た目的にもインパクトがすごい、この唐辛子の量!もうこの時点で覚悟して食べないといけない辛さが伝わってきます。ニュータンタンメン本舗の特徴である「かき卵」もちゃんとかやくで入っています。ストレート麺なのでかやくがよく絡みます。

1.「元祖ニュータンタンメン本舗監修 鬼辛まぜタン」(サンヨー食品)麺は中太麺で唐辛子とよく絡むので注意が必要です(案の定ムセました)麺は中太麺で唐辛子とよく絡むので注意が必要です(案の定ムセました)。ポークのコクと醤油の旨みのすぐ後からくる激辛刺激はだいぶん鬼。オススメアレンジはもやしをレンチンして一緒に食べるとより本格的になります。私は後半マヨネーズを入れました。辛さが緩和され玉子感が増してさらにおいしい。

「元祖ニュータンタンメン本舗監修 鬼辛まぜタン」(サンヨー食品)

【レビュー】
辛さ・・・・・・★★★★☆
タレ・・・・・・★★★★☆
麺・・・・・・・★★★★☆
具・・・・・・・★☆☆☆☆
作りやすさ・・・★★★☆☆
コスパ・・・・・★★★☆☆

【総評】
唐辛子のストレートな辛さを楽しみたい方にぜひ。特に韓国系ラーメンがお好きな方にはオススメです。タンタンメンのカップ麺も美味しいのでこちらもぜひ!!

2.「ローソン 明星タンメントナリ監修 辛激タンメン」(明星食品)

2.「ローソン 明星タンメントナリ監修 辛激タンメン」(明星食品)

「ローソン 明星タンメントナリ監修 辛激タンメン」(明星食品) ¥228(税込)520kcal

タンメントナリは東京で展開する濃厚な豚骨ベースに数々の野菜をたっぷりのせたタンメン屋さんです。おなじみセブンイレブン「蒙古タンメン中本」と人気を二分するほどの評判あるカップ麺です。

2.「ローソン 明星タンメントナリ監修 辛激タンメン」(明星食品)野菜の彩りはしっかりと感じられます野菜の彩りはしっかりと感じられます。カップ麺のかやくはなかなか高価で販売価格を押し上げる原因になりがちなんですが、これはローソンPB(プライベートブランド)商品なので価格はかなりお値打ち感がアリアリです。

2.「ローソン 明星タンメントナリ監修 辛激タンメン」(明星食品)ポークの力強いベースに、味噌のコク&XO醬の旨み&野菜の甘みと辛い中にもバランスの良い美味しさを展開ポークの力強いベースに、味噌のコク&XO醬の旨み&野菜の甘みと辛い中にもバランスの良い美味しさを展開しているあたり、スープ自体はしっかりとした辛さですが、その向こうにある「旨み」を感じるので何回食べてもおいしいように作られた魅力ある一杯。

2.「ローソン 明星タンメントナリ監修 辛激タンメン」(明星食品)麺は油揚げ麺ですが、スープとの親和性が大変高いです麺は油揚げ麺ですが、スープとの親和性が大変高いです。ノンフライ麺がもてはやされていますが、ここは中太フライ麺のチョイスが大正解。「蒙古タンメン中本」とまた違う方向で人気が分かれるのは納得です。中本よりも生姜のおかげか後味のキレをお求めの方にはぜひ。

「ローソン 明星タンメントナリ監修 辛激タンメン」(明星食品)

【レビュー】
辛さ・・・・・・★★★★☆
スープ・・・・・★★★★★
麺・・・・・・・★★★★☆
具・・・・・・・★★★★☆
作りやすさ・・・★★★★☆
コスパ・・・・・★★★★★

【総評】
コンビニ各社はこの値上げラッシュでPB商品を増加させていますが、この動きはさらに加速するものと思われます。その中で彩りを添えるものとして「専属コラボもの」は欠かせません。この専属コラボは要注目です。

3.「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」(日清食品)

3.「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」(日清食品)

「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」(日清食品) ¥245(税込)499kcal

みなさん大好きなカップヌードルですが、半世紀の歴史の中でたくさんのフレーバーが販売されています。定番化したものもあれば、お客様の要望で再度登場するものもあります。この激辛味噌も再登板の招集がかかりました!パッケージからもわかるように、辛さレベル5で燃えています。

3.「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」(日清食品)味噌をベースに生姜&ニンニク、そしてたっぷりの唐辛子とおいしいことを確約された内容となっております2019年に登場しあっという間にレギュラー化したカップヌードル「味噌」の3種の味噌をベースに生姜&ニンニク、そしてたっぷりの唐辛子とおいしいことを確約された内容となっております。「謎肉」も良い仕事をしてくれています。以前は小袋が付属していましたが、無くして作りやすくなっています。

3.「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」(日清食品)トナリや中本などのメガトンパンチに比べ、優しいシャドーパンチの激辛味噌ですが確実にしっかりとボディに響きますトナリや中本などのメガトンパンチに比べ、優しいシャドーパンチの激辛味噌ですが確実にしっかりとボディに響きます。これも何回かリニューアルを繰り返しているんですが、唐辛子の辛さを手前に感じさせるようになり、旨みを余韻と残す設計は好印象です。レギュラー化してもいいくらい。

3.「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」(日清食品)麺はチョイ太めでカップヌードル「味噌」と同じサイズ麺はチョイ太めでカップヌードル「味噌」と同じサイズ。ラーメンの世界では麺とスープの組み合わせは無限大。カップヌードルの良さはこの麺にあると思われるので、使える麺の種類が決まっているためスープや具材のチョイスが結構厳しめ。ベストな組み合わせをブラッシュアップした激辛味噌は素晴らしいです。

「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」(日清食品)

【レビュー】
辛さ・・・・・・★★★☆☆
スープ・・・・・★★★★★
麺・・・・・・・★★★★☆
具・・・・・・・★★★★☆
作りやすさ・・・★★★★★
コスパ・・・・・★★★★☆

【総評】
35年間食べ続けてきた私ですが、カップヌードルについては「なぜ再販しないのか!?」と思う名作がたくさんあります。逆に言えばレギュラーの座を取るのは本当に難しいということがわかります。この激辛味噌はレギュラー化を望む!

さていかがだったでしょうか。毎年1000を超えるインスタントラーメンが販売されていますが、残れるのはたった3つというスゴい世界。時代背景や世相を反映することも結構大事なファクターだったりします。私もそんな不思議な世界にハマったひとりです。あなたもハマってみませんか??

食文化研究家・大和イチロウ
インスタントラーメン専門店・やかん亭代表。即席麺「一日一麺」を掲げ、35年で20,000食を実食。

インスタントラーメン専門店やかん亭
ラーメンマニア・大和イチロウがその足と舌で日本全国から集めた絶品のご当地袋麺を取り扱う専門店。300種類を超えるおいしいラーメンが大集合!
https://yakantei.com/