スズキの人気ハイトワゴン「ソリオ/ソリオ バンディット」が一部仕様を変更

「使いやすさにこだわった」スズキがソリオ&ソリオ バンディットの装備を“驚くほど強化”の画像一覧

スズキの人気ハイトワゴン「ソリオ/ソリオ バンディット」が一部仕様変更されて登場した。今回は内外装のデザインやパワートレーンのスペックなどに変更はなく、安全支援機能や快適装備の充実に集中したもので、いかにもスズキらしい内容重視の変更となっている。販売は5月25日から開始する。

ボディはコンパクトなのに室内も荷室も驚くほど広々

「ソリオ/ソリオ バンディット」はコンパクトで取り回しの良いボディと広い室内空間を両立したハイトワゴン。

コンパクトなのに室内も荷室も驚くほど広々

ボディはコンパクトながら、スライド幅165mmを実現した後席や先代比で100mmも拡大した荷室床面長など、その外観からの想像を超える、快適な室内空間と広い荷室を実現。後席両側スライドドアや前後左右ウォークスルーを採用し、乗り降りのしやすさ、使い勝手の良さが評価されて人気となっている。

現行モデルは2020年11月に登場、パワートレーンは1.2Lガソリンと1.2L+モーターのマイルドハイブリッドに加え、2022年12月には1.2L+モーターのストロングハイブリッドを追加し、現在では3種類のラインナップとなっている。

駆動方式はFFをベースに、1.2Lと1.2Lマイルドハイブリッドには4WDも設定。トランスミッションはCVTを基本に、1.2Lマイルドハイブリッドには5速AGS(AMT)を採用する。

パワースライドドアに機能を追加して、さらに使いやすく

今回の一部仕様変更では、車線を逸脱しそうになった際にドライバーのステアリング操作を支援する車線逸脱抑制機能(LDP)の採用やパワースライドドア予約ロック機能にリクエストスイッチ連動機能を追加。

ドライバーのステアリング操作を支援する車線逸脱抑制機能を採用

パワースライドドア予約ロック機能にリクエストスイッチ連動機能を追加

さらにソリオ バンディットでは、後席両側ワンアクションパワースライドドアを全車に標準装備とした。

後席両側ワンアクションパワースライドドア

その他、USB電源ソケットを1か所Type-AからType-Cに変更するなど、安全・快適装備を充実させている。

ボディカラーは、従来はソリオ ハイブリッド SZとソリオ バンディット ハイブリッド SVのみに設定していた「キャラバンアイボリーパールメタリック」と「タフカーキパールメタリック」を全グレードに採用したほか、ソリオ バンディットにはガンメタリック2トーンルーフを新設定。ソリオはモノトーン8色、ソリオ バンディットはモノトーン7色と2トーンルーフ仕様車5色の計12色を設定する。

バンディットでは後席両側ワンアクションパワースライドドアを全車に標準装備

車両価格(税込み)とラインナップは次のとおり。

■ソリオ
G(2WD) CVT  ¥1,647,800
G(4WD)   CVT ¥1,773,200
ハイブリッド MX(2WD) CVT ¥1,921,700
ハイブリッド MZ(2WD) CVT ¥2,094,400
ハイブリッド MX(4WD)CVT ¥2,047,100
ハイブリッド MZ(4WD)CVT ¥2,219,800
ハイブリッド SZ(2WD)5AMT ¥2,293,500

■ソリオバンディット
ハイブリッド MV(2WD) CVT ¥2,125,200
ハイブリッド MV (4WD)CVT ¥2,250,600
ハイブリッド SV(2WD) 5AMT ¥2,317,700

「スズキ ソリオ ハイブリッド SZ 」スペック

全長×全幅×全高 3,790×1,645×1,745mm
ホイールベース 2,480mm
車両重量 1,050kg
エンジン 直列4気筒DOHC横置+モーター
総排気量 1,242cc
最高出力 67kW(91PS)/6,000rpm
最大トルク 118Nm(12.0kgf・m)/4,400rpm
トランスミッション 5速AMT
駆動方式 FF
メーカー希望小売価格 ¥2,293,500(税込)

文/近藤暁史 写真/スズキ