アストンマーティンはこのほど、2022年からカスタマーへのデリバリーをスタートさせる世界500台限定の新世代スーパースポーツ「ヴァルハラ」に搭載する新しいV型6気筒ターボエンジンを公開した。

「ホットV」構造の軽量コンパクトな3.0L V型6気筒ターボエンジン

 「ヴァルハラ」は、2017年に発表された「ヴァルキリー」に続く同社のミッドシップスーパースポーツモデル。2019年3月のジュネーブ・モーターショーで初公開されたのち、同年7月には日本でも披露された。発表時はコードネーム「AM-RB 003」の名称で披露されたが、のちに正式名称が「ヴァルハラ」に決定したことが発表されている。ちなみにヴァルハラとは、北欧神話における「戦士の楽園」という意味だ。

開発が進められている「ヴァルハラ」

 このモデルは、パートナーシップを結んでいるレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズや、レーシングカーデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイ氏の協力を得て開発が進められている。

 コードネーム「TM01」と名付けられた新しいV6ユニットは、Vバンクの内側にターボチャージャーをレイアウトする「ホットV」構造を採用することでコンパクト化を実現するとともに、単体重量を200kg未満にとどめている。さらに排出ガスのクリーン化も促進させ、将来定められる予定の欧州排出ガス基準「ユーロ7」の要件を満たすよう設計が進められている。

 エンジンはキャビンの直後に搭載され、可能な限り低い重心を実現すべくドライサンプ潤滑方式が採用される。最高出力および最大トルクの値は、車両の発売時に明かされるとのことだ。

 ヴァルハラに搭載されるパワートレインは、このV6ターボエンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドシステムで、車両発表時はシステム総合で1000bhp(1014ps)を標榜していることが明かされている。トランスミッションはF1マシンのノウハウを活かした8速DCTになる予定だ。

 現在同社では、このV6ターボに組み合わせるハイブリッドシステムの開発が進められている。果たしてヴァルハラに搭載されるパワートレインには、どんなスペックが与えられるのか。そしてどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。期待は高まるばかりである。