クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車ボルボ XC60 B5 AWD インスクリプションを紹介していこう。今回はオドメーターが1万kmを超えた。これまで何台かボルボ車をテストしてきた経験から、このあたりからさらにフットワークがしなやかになり、エンジンが軽快に回ることを知っている。(Motor Magazine 2022年6月号より)

大幅に進化したインフォテインメントシステム

2021年9月の改良でGoogleアシスタントが採用され、ボルボ車のインフォテインメントシステムは大きく進化している。

長期テスト車のXC60も、テスト開始当初は、まだ日本語へ対応していなかったが、現在はすでにアップデートが済んでいて、日本語での音声操作が可能になった。それもクルマが通信機能を持っているのでディーラーに持ち込まなくても自動的にアップデートされるのである。

実はこれ、お恥ずかしい話だが、テスト車はまだ対応していない、つまりアップデートが済んでいないと思い込んでいた。それは、毎朝「OK Google 今日の天気は?」というように話しかけてみても「Sorry I don't understand(あなたの言っていることが理解できません)」と英語で返事されるからだ。それで勝手にまだ対応していないと思い込んでいたのだ。

しかしそれは間違いで、すでに車両はアップデートが済んでいた。実は設定で使用言語を日本語にすべきところが英語のままだったのである。もしみなさんも、まだ自分のクルマが日本語へ対応していない、と思ったらGoogleアシスタントの設定画面を開き、言語が“日本語”になっているかどうかをまず確認してみてほしい。

便利で楽しい使い勝手

さてその使い勝手だが、これが実に楽しく、便利だ。

たとえば、「東京タワーに連れて行って」ということに対応するのは当然なのだが、「OK Google 桜の綺麗な場所は」と言えば、近くの桜の名所が地図に表示されるし、さらに「OK Google 桜はいつまで見られるの?」と聞けば、「aumoによれば満開は〜見頃は4月2日頃までが東京の桜の見頃と予想できます」と応えてくれる。

他にも「OK Google 太田裕美の曲をかけて」や「OK Googleなにか楽しい曲をかけて」といったリクエストに応えるだけではなく、ちょっとした雑学のような「OK Google 松田聖子の誕生日は?」ということにも、きちんと返事をしてくれるので、いつまで経っても飽きない。

ところで先日は、帰宅が深夜になったので、運転中に興味本位で「OK Google 怖い話を聞かせて」と話しかけてみたら……。この後どうなったのか、みなさんご自身で確かめてみてください。

■第5回/2022年3月22日〜4月22日(5カ月目)のデータ
・オドメーター:10824km
・走行距離:1595km
・給油量:147.0L
・実燃費:10.9km/L

●ボルボ XC60 B5 AWD インスクリプション主要諸元

●全長×全幅×全高:4710×1900×1660mm
●ホイールベース:2865mm
●車両重量:1870kg
●エンジン:直4 DOHCターボ+電気モーター
●総排気量:1968cc
●最高出力:184kW(250ps)/5400-5700rpm
●最大トルク:350Nm(35.7kgm)/1800-4800rpm
●モーター最高出力:10kW/3000rpm
●モーター最大トルク:40Nm/2250rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・71L
●JC08モード燃費:− km/L
●タイヤサイズ:235/55R19
●車両価格(税込):749万円(発売時)