2022年2月28日、コンチネンタルタイヤ・ジャパンは、最大限の安全性に焦点をあてて開発したパフォーマンス・コンフォートタイヤ「プレミアムコンパクト セブン(PremiumContact 7)」を2023年4月より発売する。発売サイズは17〜19インチの15サイズで、価格はオープンプライス。
車両重量の重い電気自動車にも最適な選択肢となるタイヤ
昨今、持続可能性の観点から、乗用車用タイヤは転がり抵抗と耐摩耗性に重点を置いて設計されることが多くなっている。タイヤは路面との唯一の接点であるため、理にはかなっているが、最も重要な要件である走行安全性とは相反する場合がある。
このプレミアムコンタクト 7は、幅広い車両コンセプトに対応するために自動車のサイズ、重量、駆動方式に応じてテーラーメード コンストラクションを採用。加えて専用に開発されたレッド チリ コンパウンド、アダプティブ パターンの3つの技術により、優れた転がり抵抗と耐摩耗性、あらゆる駆動方式の車両で高いグリップ力と短い制動距離を実現。相反する性能を高次元で両立し、安全性を最優先に快適性はもちろん、環境性能にも優れたタイヤだ。
また、車重の重いクルマは車重の軽いクルマとは異なるタイヤソリューションを必要とする。特に航続距離が長く高性能な電気自動車の台頭で、電気自動車における安全性の要素はこれまで以上に重要になっている。テーラーメード コンストラクションを採用したプレミアムコンタクト 7は、車重の重い電気自動車にも最適な選択肢の一つになるだろう。
プレミアムコンタクト 7は、発売以来、国際的にも有名な自動車系メディアや自動車連盟が実施した34のタイヤテストで優秀な成績を収め、テストウィナーにも数多く選ばれたプレミアムコンタクト 6の後継モデルだ。前モデルから主要性能全般で向上しており、コンチネンタルはプレミアムコンタクト 7でプレミアムタイヤのサクセスストーリーを継続していく。
プレミアムコンタクト 7に採用された新技術
コンチネンタルがプレミアムコンタクト 7に採用したテクノロジーには、以下のようなものがある。
●1)テーラーメード コンストラクション
単一のタイヤ構造では、さまざまな車両に対して最適な総合性能を提供することができない。高度なテクノロジーを自動車のサイズ、重量、駆動方式に応じて使い分け、適用するテーラーメード コンストラクションの採用により、プレミアムコンタクト 7は、幅広い車種・車両コンセプトで優れたグリップ力、操縦安定性を発揮する。
●2)レッド チリ コンパウンド
プレミアムコンタクト 7では、新しくレッド チリ コンパウンドを開発し、可能な限り幅広い温度領域で最適な性能を発揮することに成功した。走り出した瞬間から高いグリップ性能を発揮、ウオームアップ段階を経ずに快適なドライビングを提供する。特に、春と秋の季節の変わり目に、その恩恵を受けることができる。
●3)アダプティブ パターンとマクロ ブロック
[スポーツコンタクト 7]でも採用されている定評のあるテクノロジー。直進時には最適な排水効果を得られ、コーナリング時には横方向のグリップ力を高めるパターンデザインのアダプティブ パターンとマクロ ブロックの採用により、安定したコーナリング性能、加速時でも安心感のある走行安定性とウエット路面で優れたブレーキング性能を発揮する。
発売サイズは、215/55R17から245/45R19まで全15サイズだが、順次拡大予定だ。価格は、前述のとおりオープンプライスとなっている。