2022年7月24日、F1第12戦フランスGP決勝がフランス・マルセイユ近郊のポールリカール・サーキットで行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝、2位にはメルセデスのルイス・ハミルトン、3位にもメルセデスのジョージ・ラッセルが入った。予選18番手のアルファタウリの角田裕毅は、決勝での快走が期待されたが、接触からマシンを傷めてリタイアとなった。

快調ルクレール、まさかの戦線離脱

前戦に続く2連勝を狙っていたフェラーリのシャルル・ルクレールが突然のコースアウトに沈んだ。

ルクレールはポールポジションからの好ダッシュで首位をキープし、レース序盤はストレートスピードを活かして追走するフェルスタッペンを抑えながら巧みにタイヤをマネージメント。フェルスタッペンのミディアムタイヤがタレ始めた12周目あたりからは、DRS作動圏外に突き放し、完全に主導権を握っていた。

16周目、これ以上のタイムロスを避けたいフェルスタッペンが先にピットインしてハードタイヤに交換。一方ルクレールは安定したペースを維持したままステイアウト、前戦同様タイヤマネージメントの差でフェラーリ優位で中盤戦移行も展開するものと思われた。

しかし、18周目、最終セクションの名物コーナー「ル・ボーセ」で、突然フェラーリはリアのグリップを失いコースアウト、バリアに激突してしまう。

レース直後に自らのミスがスピンの原因だと認めたルクレールは、これで今シーズン3度目のリタイアとなり、選手権争いでさらなる追撃をしたかった一戦で痛恨の無得点となった。

ペースをコントロールしてフェルスタッペンが7勝目

ルクレールのリタイアでフェルスタッペンは楽になった。もう1台のフェラーリ、カルロス・サインツはパワーユニット交換で最後列からのスタートとなっていたため、この時点でライバルは2番手に浮上していたハミルトンのみ。ルクレールのアクシデントで出たセーフティカーが退去してレース再開となった直後から、フェルスタッペンは素早くペースを上げてメルセデスとの差を築き上げる。

結局、一度もハミルトンをDRS作動圏内に入れることなく差を広げ続けたフェルスタッペンは、独走でシーズン7勝目を達成。「序盤はタイヤのオーバーヒートに苦しんだけど、後半はうまくタイヤをマネージメントできた」とレース後は会心の笑みだった。これでルクレールとのポイント差は63点に拡大。2連覇に向け、フェルスタッペンが大きくリードすることとなった。

8番グリッドからスタートしたアルファタウリの角田裕毅は、1周目の攻防の中でエステバン・オコン(アルピーヌ)と接触して最後尾まで後退。17周目まで走行したものの、マシン左に大きなダメージを受けていたため、ピットに戻ってリタイアとなった。

次戦第13戦ハンガリーGPは、7月29日、首都ブタペスト郊外のハンガロリンクで開幕、7月31日に決勝が行われる。

●2022年F1第12戦フランスGP決勝 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)53周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+10.587s
3位 63 G.ラッセル(メルセデス)+16.495s
4位 11 S.ペレス(レッドブル)+17.310s
5位 55 C.サインツ(フェラーリ)+28.872s
6位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー) +42.879s
7位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) +52.026s
8位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー) +56.959s
9位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス) +60.372s
10位 18 L.ストロール( アストンマーティン・メルセデス) +62.549s
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12位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル) +65.448s
リタイア 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル )
ファステストラップ: 55 C.サインツ(フェラーリ)1:35.781

●2022年F1ドライバーズランキング(第12戦終了時)

1位 M.フェルスタッペン(レッドブル)233
2位 C.ルクレール(フェラーリ)170
3位 S.ペレス(レッドブル)163
4位 C.サインツ(フェラーリ)144
5位 G.ラッセル(メルセデス)143
6位 L.ハミルトン(メルセデス)127

●2022年F1コンストラクターズランキング(第12戦終了時)

1位 レッドブル 396
2位 フェラーリ 314
3位 メルセデス 270
4位 アルピーヌ・ルノー 93
5位 マクラーレン・メルセデス 89
6位 アルファロメオ・フェラーリ 51
7位 ハース・フェラーリ 34
8位 アルファタウリ・レッドブル 27