クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車ジープ コンパスを紹介していこう。今月は取材に同行する機会が少なかったので、月間の走行距離はわりと控え目な値となった。燃費は、高速道路をゆっくりと巡航しているような状態が多い場合で11.5km/L、低速走行が多い都内や一般道だと9.5km/L前後という印象。(Motor Magazine 2021年12月号より)

警告音とともに空気圧の警告が

それは、急に寒さがやってきたように感じられた10月中旬夜のことだった。いつものようにエンジンをスタートさせてシートやドアミラーを調整をしてると“ポーン”という警告音が鳴った。

MMコンパス号では初めてのことだったがメーターパネルを見ると、四輪のタイヤ空気圧が表示される画面になっている。そして前輪の横に「タイヤ低」「2.3bar(バール)」という赤い文字が輝いている。メーターパネル下側の模様部分も赤く光っており、これはただならない警告ぶりだ、という印象が伝わってくる。

“あなたのコンパスは前輪タイヤの空気圧が規定値よりも低いですよ、安全のためにすぐに整備して下さいね”というアラートだと理解した。とはいえ、すぐ近くにある行きつけのガソリンスタンドはもう閉店している。タイヤの指定空気圧を調べると、前輪が2.4バール、後輪が2.2バールで、どちらも0.1バールずつ低い。

この時の外気温度はメーターパネルの表示によれば16℃だが、これはその前日まで見ていた値よりも3℃ぐらい低い感じだ。その分、タイヤの内圧が低くなってアラートが出て教えてくれたのだろう。

走行すればタイヤの空気圧は上昇するので、パンクではないことを願いながら、無理をしない範囲でこの表示のままゆっくりめで走行する。少し走ると、前後輪ともに0.1バールぐらい表示値が高くなったが、赤文字表示は変わらない。クルマの挙動としてパンクしているような印象はないが、いつもよりゴツゴツする感じが強くなっている? ような気もする。

とりあえずこのままでも大丈夫そうな気もするが、それでは気分的にもスッキリしないので、営業しているセルフサービスのガソリンスタンドを見つけて入った。

ガソリンはまだあまり減っていなかったが、とりあえず満タン給油してからタイヤ空気圧のチェックを行う。持ち運びできるタイプのエアキャリアーで前輪の空気圧を測ると、針が2.3バールぐらいのところに振れている。やはり、これだとちょっと低い。左右輪とも0.2バールずつ補充。後輪も同様な感じで低かったので、こちらも0.2バールずつ追加。エンジンをかけると、タイヤ空気圧の警告表示は無事に消えていた。

■第3回/2021年9月25日〜10月22日(3カ月目)のデータ
・オドメーター:7617km
・走行距離:1190km
・給油量:113.9L
・実燃費:10.4km/L

●■ジープ コンパス リミテッド主要諸元

●全長×全幅×全高:4420×1810×1640mm
●ホイールベース:2635mm
●車両重量:1600kg
●エンジン:直4 SOHCマルチエア
●総排気量:2359cc
●最高出力:129kW(175ps)/6400rpm
●最大トルク:229Nm/1700-3900rpm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:AWD
●燃料・タンク容量:レギュラー・60L
●WLTCモード燃費:11.5km/L
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):509万円(当時)