2021年11月2日、ベントレーは3L V6ターボエンジンを搭載し、プラグインハイブリッドシステムを組み合わせたラグジュアリーSUV、ベンテイガ ハイブリッドの日本導入を発表した。

新型ベンテイガ ハイブリッド、総航続距離は約858キロ

ベントレーは100年後に二酸化炭素排出量ゼロを目指し、2030年にすべてのモデルを電気自動車にする事業戦略「ビヨンド100」を2020年11月に発表している。その中のひとつとして、2021年にプラグインハイブリッド(PHEV)を2モデルを発表すると宣言した。その第1弾となるのが、新型ベンテイガ ハイブリッドだ。

2015年に登場したベントレー初のSUVであるベンテイガは、これまでにグローバルで約2万台を販売、2019年にはベントレーの世界販売台数の約45%を占めるまでの大ヒット作となった。そして2020年にはデビュー以来初となる大幅改良が施され、2021年1月にベンテイガ ハイブリッドが発表された。

ベントレーの電動化は、2014年4月の北京モーターショーでのPHEVのコンセプトカー「ミュルザンヌハイブリッド」の発表に始まり、2017年3月にはジュネーブモーターショーでBEVモデル「EXP 12 SPEED 6eコンセプト」、2019年7月には会社設立100年を記念したBEVモデル「EXP 100 GTコンセプト」を発表している。

そして2019年9月にはベントレー初の市販PHEVモデル、初代ベンテイガ ハイブリッドを発売し、欧州を中心に販売(日本未導入)した。そのため今回、日本に導入された新型ベンテイガ ハイブリッドは日本のオーナーが購入することができるベントレー初の電動化モデルとなる。

ベンテイガ ハイブリッドのエクステリアは、一見するとベンテイガV8との違いは見当たらないが、手書き風の「Hybrid」エンブレムが左右のフロントドアにさりげなく配置されている。また、運転席側に給油口があるのはV8モデルと共通だが、ハイブリッドでは助手席側に充電口が設けられている。

インテリアもデザイン上の違いはないが、ハイブリッド専用装備として、車両のエネルギー情報などを表示するハイブリッドインフォテインメントスクリーンをはじめ、「ハイブリッド」「EVドライブ」「ホールド」の3種類のドライブモードが選択できるEモードボタンが装備される。また、V8モデルでは手動で開く給油口(充電口)のリリースボタンが運転席ドアに装備されている。

パワートレーンは、340ps/700Nmを発生する3LのV6ターボエンジンに128ps/350Nmの電気モーター搭載するハイブリッドシステムを組み合わせ、システム総合出力は449psとなる。最高速度は254km/h、0→100km/h加速は5.5秒と発表されており、ベンテイガV8と比較すると200kg以上重いハイブリッドモデルでありながらV8モデルと遜色のないパフォーマンスを発揮している。

搭載される高電圧バッテリーは17.3kWhの容量を持ち、168個のセルで構成される高効率のリチウムイオンバッテリー。これによりEVドライブモードで約50kmの走行が可能だ。エンジンと組み合わせた総航続距離は約858kmで、V8モデル(約766km)に比べ約100kmも長く走ることができる。ちなみに200Vでの充電時間は約2時間45分となる。

新型ベンテイガ ハイブリッドの販売価格は2269万円で、2021年11月より販売開始される。

ベントレー ベンテイガ ハイブリッド 主要諸元

●全長×全幅×全高:5125×1995×1740mm
●ホイールベース:2995mm
●車両重量:2690kg
●エンジン:V6 DOHCターボ+モーター
●総排気量:2994cc
●最高出力:250kW(340ps)/5300−6400rpm
●最大トルク:450Nm/1340−5300rpm
●モーター最高出力:94kW(128ps)
●モーター最大トルク:350Nm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・75L
●タイヤサイズ:285/45R21
●車両価格(税込):2269万円