クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車ジープ コンパス リミテッドを紹介していこう。大雨の夜に首都高速道路を走行中、前を走るSUVが急ブレーキをかけると同時にいきなり車線変更を行った。その瞬間、前車のフロア下から後方に向かって何か白いブロック状の物体が飛び上がってきた。(Motor Magazine 2018年12月号より)

タイヤ空気圧低下の警告が

高速道路を流れに乗って走行中のことだった。「ポーン」という警告音が響く。メーターパネルを見ると「タイヤ空気圧低下」の文字が出ている。これまで表示されたことがなかったアラートなので、一瞬、どこかのタイヤがパンクしたのか? という不安がよぎった。しかし走行中のMMコンパス号は、少なくともハンドルから伝わってくる感触から判断する限り、不安な挙動は見せていない。

ハンドルのスポーク部にあるメニューボタンを操作して、タイヤ空気圧のインフォメーションをメーターパネル中央のディスプレイに出す。すると、右前輪のタイヤが赤く囲まれて光っており、その右にやはり赤い数字で2.3と出ている。他の3本の数字は白いままだ。しばらくすると、左前輪も赤く囲まれて、2.3の数字が白色から赤色に変わっていた。

冷間時のタイヤ指定空気圧は前輪が2.4バール、後輪が2.2バールなので、外気温が17度で高速道路走行中の前輪空気圧として2.3は確かにちょっと低い。しかし、だからといってすぐに停車しなくてはならない事態だとは考えられなかったので、慎重にMMコンパス号の様子をうかがいながら走ることにして、問題なく帰社することができた。

いつものガソリンスタンドでタイヤ空気圧を指定値に調整すると、アラートの表示は消えて、タイヤの赤い囲みもなくなっていた。タイヤ空気圧のアラートが出た場合、リセットスイッチの操作が必要なモデルも多いが、コンパスはタイヤ空気圧センサーの値に応じて自動的に判断するプログラムが採用されているのだ。

担当者としては、ガソリンの残量は日常的に気にしているのだが、タイヤ空気圧の管理を忘れがちだったことを思い知らされて反省した次第である。

なお、コンパスのエンジンオイル交換はシビアコンディションにおいて5000km走行ごとが推奨されている。先日、気になったので確認すると、前回から5200kmほどの走行を重ねていたので、タイヤ空気圧の調整に合わせて指定規格のオイル(0W-20)で交換してもらった。そのおかげもあってか、非常に好調である。

■第11回/2018年9月25日〜10月24日(11カ月目)のデータ
・オドメーター:1万8360km
・走行距離:1949km
・給油量:182.7L
・実燃費:10.6km/L

ジープ コンパス リミテッド 主要諸元

●全長×全幅×全高:4400×1810×1640mm
●ホイールベース:2635mm
●車両重量:1490kg
●エンジン:直4 SOHC
●総排気量:2359cc
●最高出力:129kW(175ps)/6400rpm
●最大トルク:229Nm(23.4kgm)/3900rpm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・60L
●JC08モード燃費:9.6km/L
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):419万円(当時)