2025年4月13日(現地時間)、F1世界選手権第4戦バーレーンGPがサヒールのバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催され、マクラーレンのオスカー・ピアストリが優勝。2位にはメルセデスのジョージ・ラッセル、3位にはマクラーレンのランド・ノリスが入った。角田裕毅は予選10位から9位に入賞、レッドブル移籍後初のポイントを獲得した。

ピアストリが完勝、シーズン2勝目に一番乗り

前日の予選でポールポジションを獲得したピアストリが、スタートからフィニッシュまで他を寄せ付けなかった。

全周回首位こそスタートタイヤの選択が違ったフェラーリ勢の存在があって叶わなかったものの、首位を譲ったのはその1回目のタイヤ交換後の数周のみ。レースペースも圧倒的で、角田とカルロス・サインツ(ウイリアムズ)の接触で飛び散ったデブリを排除するため32周目に出たセーフティカー時までに2番手のラッセルに7秒、レース再開後も後続より1秒近く速いラップを刻み続け、今季2勝目のチェッカーに飛び込んだ。

レース後のピアストリは「素晴らしい週末だった。いい車を用意してくれたチームに感謝したい。バーレーンはチームオーナー(株主)の母国だから、マクラーレンにとって勝つことはすごく重要なんだ。セーフティカーはできれば出て欲しくなかったけど、ペースがあったからすんなりいけたよ」と会心の笑みだった。

フェルスタッペンは6位、角田裕毅は9位

セーフティカーが出たこと、そのタイミングでのタイヤ交換で各車の選択タイヤが分かれたことで2位争いは混沌。最終的には2番手グリッドからスタートしたラッセルと、スターティンググリッドの停止位置違反で5秒ペナルティを課されながら6番グリッドから順位を上げたノリスの戦いとなり、ラッセルがギリギリで逃げ切った。

無線ボタンを押すとDRSが誤作動するなどのトラブルを抱えていたラッセルは「最後はブレーキバイワイヤにも不具合が出て、ブレーキの効くタイミングが毎回違ったりしてキツかった」とホッとした表情。

一方のノリスはオーバーテイクの場面で何度かタイヤロックや接触寸前の場面があったこともあり、「今日はミスの多い、混乱したレースだった」と反省しきりだったが、ランキング2番手に浮上したチームメイトと3点差でポイントリーダーの座はなんとか守った。

レッドブルの角田裕毅はタイヤ交換時にピットシグナルの不具合でタイムロスがあったものの、グリッドポジションより上の9位、移籍後初得点となる2ポイントを獲得した。日本GPを制したマックス・フェルスタッペンも6位に終わるなど、このレース、不振気味だったレッドブルのマシンで粘りのレースを見せた。

次戦第5戦サウジアラビアGPは連戦で行われ、4月18日にジェッダのジェッダ・コーニッシュ・サーキットで開幕、決勝は4月20日に開催される。(文:新村いつき)

2025年F1第4戦バーレーンGPリザルト

●2025年F1第4戦バーレーンGP決勝 結果

1位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)57周
2位 63 G.ラッセル(メルセデス)+15.499s
3位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+16.273s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+19.679s
5位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)+27.993s
6位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+34.395s
7位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・ルノー)+36.002s
8位 31 E.オコン(ハース・フェラーリ) +44.244s
9位 22 角田裕毅(レッドブル・ホンダRBPT)+45.061s
10位 87 O.ベアマン(ハース・フェラーリ)+47.594s
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ファステストラップ 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)

●2025年F1ドライバーズランキング(第4戦終了時)

1位 4 L.ノリス(マクラーレン) 77
2位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)74
3位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)69
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)63
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)32
6位 12 K.アントネリ(メルセデス)30
7位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)25
8位23 A.アルボン(ウイリアムズ)18
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14位 22 角田裕毅(レーシングブルズ)5

●2025年F1コンストラクターズランキング(第4戦終了時)

1位 マクラーレン 151
2位 メルセデス 93
3位 レッドブル 71
4位 フェラーリ57
5位 ハース 20
6位 ウイリアムズ 19
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8位 レーシングブルズ 7