SUBARU(以下、スバル)はいまや自動車に欠かせないデジタル分野の開発拠点を東京都渋谷区に新たに開設しました。
第二の開発拠点の設置で2020年開設の「SUBARU Lab」を拡張
スバルの新しいデジタル分野の開発拠点は「WeWork渋谷スクランブルスクエア」内に開設されました。ちなみに「WeWork」は世界規模でシェアオフィスを展開する企業です。世界120都市で828拠点(日本国内はWeWork Japan合同会社が運営する40拠点)を展開中です。
これまでスバルの拠点といえば、東京都内(三鷹、恵比寿)か群馬という印象が強いかもしれません。しかし、2020年12月に最初のデジタル分野の開発拠点としてAI開発を行う「SUBARU Lab」を開設しています。ちなみに今回報道陣に公開された新しい開発拠点は、最初に開設された「SUBARU Lab」からさほど離れておらず、ふたつの拠点の距離は約500mほどです。
なぜいま、都心の一等地に開発拠点を設けるのか?
AI開発の拠点として最初の「SUBARU Lab」を「H1O 渋谷三丁目」内に開設した2020年はまさにコロナ禍の真っ最中でテレワークが浸透した時期です。そんな中で「リアルのオフィスを設ける意味があるのか?」という議論はスバルの社内でもあったそうです。しかし実際にオフィスを設けてみると、リアルで仕事をするからこそ生まれる発想や成果があったそうです。
さらにクルマのSDV(Software Defined Vehicle)化が進み、ADASやインフォテインメントシステム、車両の運動制御などを統合的につかさどるハードウェアとソフトウェアの重要性は増しています。そこで、第二の「SUBARU Lab」を設けることでソフトウェア開発をいっそう強化して、スバルらしいクルマづくりを推進していこうという意図があるのです。
シェアオフィスならではの交流にも期待を寄せている
もうひとつ、最新のシェアオフィスである「WeWork渋谷スクランブルスクエア」内に設けた理由があります。それは全7フロアには多種多様な分野の約200社(そのうち約6割がIT関連企業)が入居していて、それらの企業と交流するチャンスがあるからです。
「WeWork渋谷スクランブルスクエア」には人々が集えるラウンジやフロア間を行き来できる大きな階段を設けるなど、人が交流しやすい仕掛けがあります。
これらの設備をスバルのエンジニアが使い、ここでほかの企業のエンジニアから刺激を受ける、または交流することでアイディアやIT技術の化学反応が起こり新しい何かが生まれるのではないか、という期待もあるのです。
自動車業界はいま「100年に一度の大変革期を迎えている」と言われています。そして自動車メーカーのオフィスや開発施設のあり方にも変革の波が押し寄せているのかもしれません。


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