2022年6月21日(英・現地時間)、ベントレーはラグジュアリー2ドアスポーツグランドツアラー「コンチネンタルGT」に「GTマリナーV8」に続き「GTマリナーW12」をラインナップすると発表した。贅を尽くしたトップofコンチネンタル GTだ。

マリナーのクラフトマンシップが光るインテリア

ラグジュアリーにしてハイパフォーマンス、ベントレーが誇る2ドアグランドツアラー「コンチネンタルGT」に最強のモデル「GTマリナーW12」が登場した。すでにリリースされている「GTマリナーV8」同様に、ベントレーのビスポーク(オーダーメード工房)部門「マリナー」の手になる1台で、クーペとコンバーチブルの2タイプに設定される。

「GTマリナーW12」の最大の魅力は、ダイナミックな走行性能と、ベントレー各モデルに新設定された快適性を重視した新グレード「アズール」の持ち味、そして「マリナー」のハンドクラフトマンシップとの高次元での融合だ。

インテリアは、「マリナー」ならではのクラフトマンシップに満ちた世界観で埋め尽くされる。独自のカラースプリットは、プライマリーハイドとセカンダリーハイドの新しい組み合わせに、流れるようなデザインラインを介してサードカラーが加えられたもの。3色の組み合わせは8パターン用意され、ハイドと糸の色がコーディネートされる。また、88種類のピアノ塗装のウッドパネルを選択でき、さらに個性的な演出にも対応可能だ。

シートや、ドアトリム、リアクオーターパネルに施された「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」キルティングは、約40万本のステッチで構成される。それぞれのダイヤモンドは712本のステッチで構成されており、さまざまな色の糸を使用することがでる。

最新のシャシ技術の組み合わせでさらに俊足に

エクステリアは、他の「コンチネンタルGT」と一線を画す。フロントにシルバーとブラックの「ダブルダイヤモンド」のマトリックスグリルを新採用。同様のデザインを持ちながら「マリナー」のロゴが施されたフロントフェンダーベントとともに、その存在感を際立たせている。ちなみに、これらの装備はすべて、明るいクローム仕上げかグロスブラックのマリナーブラックライン仕様のいずれかを選択することがでる。

乗車時のおもてなしも、このモデルならではの演出が施される。サテンシルバーまたはブラックのミラーキャップの下にはマリナーウェルカムランプが配され、照明付きアウタードアシルの「Mulliner」の文字が出迎えてくれる。

パワーソースは、ハンドメイドによる6L W12 TSIツインターボエンジンの改良型が搭載される。標準モデルのW12エンジンより24ps高い最高出力659psを発生し、最大トルクは同じ900Nmとなる。気になるパフォーマンスは、最高速度が335km/hで0→100km/h加速が3.6秒。これは従来より0.1秒短縮されたタイムだ。

ダイナミックな走りをバックアップする先進技術群

最新のシャシー技術の組み合わせにも注目だ。まず、ベントレーダイナミックライドとアダプティブダンピング付き3チャンバーアクティブエアサスペンション。これらが、クルマのバランスに重要な役割を果たし、堅固な土台となる。

それをサポートするのが、48Vアクティブアンチロールコントロールシステム。ボディのロールに対抗するシステムで、最も強く設定した場合、各アンチロールバーに搭載された強力な電気モーターが、0.3秒で最大トルク1300Nmを発生することでコーナリングフォースを打ち消し、車体を水平に保ってくれるというものだ。

各ドライビングモードでダイナミックさをプッシュするエレクトロニック オールホイールステアリングも、走行性能の向上に欠かせない装備だ。その効果はSPORTモードで顕著に現れ、ステアリングがベントレーダイナミックライドとエレクトロニック リミテッドスリップディファレンシャルと組み合わされ、リアホイールに最大4度のステアリングロックをかけて、俊敏性に拍車をかけてくれる。

また、低速から中速では後輪は前輪と逆方向に操舵され、素早い方向転換をアシスト。ステアリングはよりシャープでクイックなレシオになり、それに比例してステアリングフィールが向上。高速走行時には、後輪が前輪と同じ方向に操舵され、走行安定性が高まるという。

そして、オプションの新開発カーボンセラミックブレーキや、可変エレクトロニックスタビリティコントロール、エレクトロニックリミテッドスリップディファレンシャルが、俊敏性と性能をさらに強化してくれるという。

「コンチネンタルGT」の最高位となる「マリナーW12」は、新Sシリーズ(ベンテイガ、コンチネンタルGT、フライングスパー)とともに、英国開催のモータースポーツの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」(6月23日~26日)でその実車が公開される予定だ。