2022年6月12日、F1第8戦アゼルバイジャンGPが首都バクーの市街地サーキットで開催され、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。2位にはチームメイトのセルジオ・ペレス、3位にはメルセデスのジョージ・ラッセルが入った。アルファタウリ・レッドブルの角田裕毅は8番グリッドからスタートしたが、予定外のリアウィングの修理もあり13位に終わった。

フェラーリ相次ぐトラブル、まさかの全滅・無得点

シャルル・ルクレールが4戦連続ポールポジション獲得と、予選までは好調だったフェラーリがまさかの惨敗を喫した。

つまずきのきっかけはスタートでルクレールの出足が悪く、ペレスの先行を許してしまったこと。さらに9周目にはチームメイトのカルロス・サインツが、油圧系トラブルによるBBW(ブレーキワイヤー)不調によってコース上にストップしてしまう。

このアクシデントで出たVSC(バーチャルセーフティカー)時に1回目のピットストップを済ませたルクレールは、ステイアウトしたレッドブル勢がその後ピットインする隙に首位に躍り出たが、20周目にまさかのパワーユニットトラブルが発生。白煙を上げて滑り込んできたピットでそのままリタイアとなった。

レッドブル1-2、選手権大量リードへ

まさかのフェラーリ自滅の連続で楽になったのがレッドブル。すでにルクレールがリタイアする5周前にタイヤがタレ始めたペレスをフェルスタッペンがかわしており、ふたりはそのままのオーダーで2回のタイヤ交換を無難にこなし、3位以下に大差をつけて今季2度目の1-2フィニッシュのチェッカーに飛び込んだ。

これで今季8戦5勝となったフェルスタッペンは、「タイヤの挙動やグリップが良くて、クルマのバランスも最高だった。予選では(フェラーリと)差があったけど、レースはペースが良かった。これからも毎戦状況は変わると思うけど、これまでどおり細かい作業を続けながら戦っていきたい」と、してやったりの表情を浮かべた。

レッドブル1-2、フェラーリ無得点という結果により、ドライバーズ選手権でもフェルスタッペン、ペレスが1-2となり、ルクレールはフェルスタッペンと34点差・ペレスと13点差のランキング3位に後退。コンストラクターズ選手権でもレッドブルがフェラーリに80点の大差をつけることになった。

タイヤを供給するピレリは「1ストップが予想されましたが、気温が高くなったこととバーチャルセーフティカーが出たことで、トップ4は2ストップ戦略となりました。それでも7人のドライバーは1ストップで走り切っています(マクラーレンのダニエル・リカルドが7位でフィニッシュ)。ハードタイヤが重要なコンパウンドとなり、ソフトタイヤを使用したのは角田だけでした」と分析している。

次戦第9戦カナダGPは、6月17日(日本時間18日未明)、モントリオール郊外のジル・ビルヌーブ・サーキットで開幕、6月19日(日本時間20日未明)に決勝が行われる。

●2022年F1第8戦アゼルバイジャンGP決勝 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)51周
2位 11 S.ペレス(レッドブル)+20.823s
3位 63 G.ラッセル(メルセデス)+45.995s
4位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+71.679s
5位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル)+77.299s
6位 5 S.ヴェッテル(アストンマーティン・メルセデス)+84.099s
7位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー)+88.596s
8位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス)+92.207s
9位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+92.556s
10位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)+108.184s
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13位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル)+1周
ファステストラップ: 11 S.ペレス(レッドブル)1:46.046

●2022年F1ドライバーズランキング(第8戦終了時)

1位 M.フェルスタッペン(レッドブル)150
2位 S.ペレス(レッドブル)129
3位 C.ルクレール(フェラーリ)116
4位 G.ラッセル(メルセデス)99
5位 C.サインツ(フェラーリ)83
6位 L.ハミルトン(メルセデス)62

●2022年コンストラクターズランキング(第8戦終了時)

1位 レッドブル 279
2位 フェラーリ 199
3位 メルセデス 161
4位 マクラーレン・メルセデス 65
5位 アルピーヌ・ルノー 47
6位 アルファロメオ・フェラーリ 41
7位 アルファタウリ・レッドブル 27