2021年6月23日、2021年F1第5戦モナコGPの決勝がモンテカルロの市街地サーキットで開催され、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝。4位にセルジオ・ペレスが入り、フェルスタッペンとレッドブル・ホンダがついにドライバーズ/コンストラクターズ選手権をリードすることになった。ポールポジションのシャルル・ルクレールはドライブシャフトのトラブルによりスタートできず、メルセデスのルイス・ハミルトンは7位に終わった。

ポールポジション空席の中、予選2番手のフェルスタッペン完勝

前日の予選でポールポジションを獲得したルクレールがトラブルでグリッドに着けないままリタイアとなり、実質的なポールスタートなったフェルスタッペン。スタートダッシュは最高とはいかなかったものの、なんとか後続を抑えてレースの主導権を奪った。

その後は唯一追いすがっていたバルテリ・ボッタス(メルセデス)が1回目のピットストップ時にホイールトラブルでリタイアに追い込まれたこともあって完全にレースを掌握。自身初のモナコGP優勝のチェッカーに飛び込んだ。

「スタートでなんとか首位に立てて、あとはタイヤを労わりながら、うまくレースをコントロールできた。モナコでの勝利は幼い頃から夢見てたことだけど、今は長いシーズンの見据えている」と、伝統の一戦での殊勲にもフェルスタッペンは冷静なコメント。

選手権争いのライバルであるハミルトンが予選の不振から脱却できずに7位終わったことで、フェルスタッペンとレッドブル・ホンダはドライバーズ/コンストラクターズ選手権でともに首位に浮上している。

ホンダ勢ではレッドブルのセルジオ・ペレスとトロロッソのピエール・ガスリーが4と6位。日本期待の角田裕毅はハードタイヤでスタートしてピットインを遅らせる戦略で攻めて16位で完走を果たした。

ルクレールはドライブシャフトトラブルに泣く

前日の予選Q3での最終アタックでのアクシデントがありながら、ポールポジションを守るためにギヤボックスを交換しなかった(交換すれば5グリッド降格のペナルティ)フェラーリの判断が悲劇を呼んだ。

レース前、ルクレールは一旦はグリッドに向かってマシンを走らせたもののドライブシャフトのトラブルによりスローダウン。そのままピットに戻り、ポールポジションからの出走はおろか、地元レースを走らぬままとなってしまった。

1台を失ったフェラーリは予選4位のサインツが健闘。ボッタスのリタイアで2番手に上がると、一時はフェルスタペッンにも迫る好走で自己最上位タイの2位に食い込んだ。レース後のカルロス・サインツは「(ルクレールがリタイアして)沈んだチームにせめてポディウムをプレゼントできてよかった」とホッとした表情だった。

次戦第6戦アゼルバイジャンGPは、6月4日金曜日に首都バクーの市街地サーキット開幕、6月6日日曜日に決勝レースが開催される。

●2021年F1第5戦モナコGP決勝 結果

1位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)78周
2位 55 C.サインツ(フェラーリ)+8.968s
3位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+19.427s
4位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)+20.490s
5位 5 S.ヴェッテル(アストンマーティン・メルセデス)+52.591s
6位 10 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)+53.896s
7位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+68.231s
8位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+1周
9位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)+1周
10位 99 A.ジョビナッティ(アルファロメオ・フェラーリ)+1周
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16位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) +1周

●2021年F1ドライバーズランキング(第5戦終了時)

1位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 105
2位 L.ハミルトン(メルセデス) 101
3位 L.ノリス(マクラーレン・メル セデス) 56
4位 V.ボッタス(メルセデス) 47
5位 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)44
6位 C.ルクレール(フェラーリ) 40
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9位 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)16
14位 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) 2

●2021年コンストラクターズランキング(第5戦終了時)

1位 レッドブル・ホンダ 149
2位 メルセデス 148
3位 マクラーレン・メルセデス 80
4位 フェラーリ 78
5位 アストンマーティン・メルセデス 19
6位 アルファタウリ・ホンダ 18