2020年11月19日、マツダは「MAZDA 3(以下、マツダ3)」を商品改良して発売を開始すると発表した。

100周年特別記念車にWCDOTY受賞記念モデルも設定

マツダ3はマツダのCセグメント ハッチバック&セダンだ。そのルーツは1963年に発売された「ファミリア」だが、2003年に「アクセラ」へと車名を変更。2019年にフルモデルチェンジされたとき、日本仕様も世界共通の車名である「マツダ3」に変更されて、現在に至る。

日本をはじめ中国やメキシコなどでも生産され、アジア・オセアニアを中心に北米やヨーロッパなど世界中で販売されており、マツダ車ではCX-5に次ぐ中核モデルとなっている。

今回の商品改良では、走行性能と安全性の向上による、「走る歓び」の進化を図っている。

「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」と独自のマイルドハイブリッドシステム「M ハイブリッド」を採用した新世代ガソリンエンジン「e-SKYACTIV X」搭載車では、エンジンとトランスミッションを制御するソフトウエアをアップデートした。これにより、アクセルペダルを踏んだ瞬間に踏み方に応じて瞬発力が得られる、応答性とコントロール性を高めている。

従来型のパワーユニットより、最高出力は10psアップの190ps、最大トルクは16Nmアップの240Nmを発生する。しかも、従来型のユーザーに対して、このソフトウエアのアップデートを無償で実施する方向で検討しているという。ただし、この実施には国交省の認可が必要となるそうだ。

●■eーSKYACTIV X 主要諸元

エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1997cc
圧縮比:15.0
エンジン最高出力:140kW<190ps>/6000rpm
エンジン最大トルク:240Nm<24.4kgm>/4500rpm
モーター種類:交流同期電動機
モーター最高出力:4.8kW<6.5ps>/1000rpm
モーター最大トルク:61Nm<6.2kgm>/100rpm
動力用主電池種類:リチウムイオン電池 24V

クリーンディーゼルの「SKYACTIV-D 1.8」搭載車では、同様にソフトウエアのアップデートで、最高出力を従来型より14psアップの130ps、最大トルクは同じ270Nmだがより広い回転域で発生する。これにより、低回転からスムーズで力強く加速し、高い経済性も両立している。

●■SKYACTIVーD 1.8 主要諸元

種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ 直噴ディーゼルターボ
総排気量:1756cc
圧縮比:14.8
最高出力:95kW<130ps>/4000rpm
最大トルク:270Nm<27.5kgm>/1600-2600rpm

ハード面では、前後のダンパー減衰特性や、フロントスプリング&バンプストッパー特性の変更といったサスペンションの改良により、車両応答の質感や乗り心地を向上させている。

安全性能では、クルージング & トラフィックサポート(CTS)やマツダ レーダー クルーズコントロール(MRCC)のソフトウエアをアップデートし、高速道路での疲労や運転ストレスの低減を図っている。

また、ファストバックの「SKYACTIVーG 2.0」搭載車(2WD)に6速MT車を追加設定し、100周年特別記念車には「2020 ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー(WCDOTY)」受賞記念モデルが設定された。この記念車には、[100周年特別記念車の装備]に加えて、ボディカラーはソウルレッドクリスタルメタリックとなり、専用オーナメントも進呈される。

主な車両価格(税込)は、ファストバックが15S(2WD/6速MT&6速AT)の222万1389円〜X バーガンディセレクション(4WD/6速MT&6速AT)の368万8463円。セダンが15S(2WD/6速AT)の222万1389円〜X Lパッケージ(4WD/6速AT)の361万6963円。100周年特別記念車 WCDOTY受賞記念モデルは、ファストバック 15S ツーリング(2WD/6速MT&6速AT)の289万3869円〜セダン&ファストバック X Lパッケージ(4WD/6速MT&6速AT)の397万3343円。