2021年8月28日、目まぐるしく天候が変わる厳しいコンディションの中、F1第12戦ベルギーGP予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が圧巻の走りで今季6度目のポールポジション獲得した。ホンダ勢はピエール・ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)が6番手、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が7番手につけた。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はウエット路面に苦しみ17番手にとどまった。なお、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はフェルスタッペンの後ろ、3番グリッドにつけている。

不安定なコンディションの中で圧巻のポール獲得

ベルギーGPの予選が不安定な天候の元、ウエットコンディションで行われてマックス・フェルスタッペンが「レッドブル・ホンダ パートナーシップ50戦記念」という節目のレースのポールポジションを獲得した。ホンダのパワーユニット勢は3台がトップ10に入った。

終日ウエットコンディションとなった予選。開始前から雨が強まり、その後も雨が断続的に降り続き、予選は大混乱となった。

ホンダ勢は天候に翻弄されながらも、予選Q2をガスリーが4番手、フェルスタッペンが5番手、ペレスは7番手で突破。(スパ・フランコルシャンで初めての予選を迎えた角田裕毅はQ2に進めず17番手にとどまった)

Q3は開始直前に再び大雨となり、不安定なコンディションの中でセッションがスタート。ここで、Q1、Q2でトップタイムをマークし好調のランド・ノリス(マクラーレン)が果敢にアタックに入るが、オールージュでコントロールを失い激しくクラッシュして赤旗中断となる。

その後、Q3は残り約9分で再開され、全車インターミディエイトタイヤでのアタックとなる中、フェルスタッペンが最後のアタックでジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、ハミルトンのタイムを上回り、今季6度目のポールポジションを獲得した。

ガスリーは好調さを維持して3列目6番グリッドを獲得。ペレスは3周連続アタックで挑んだが、最終アタックでタイムを更新できず7番手となった。

なお今回、予選Q2がウエットの状態で行われたため、全車自由にスタート時のタイヤを選択できる。

予選終了後、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは「ポールポジションは簡単ではありませんでした。ラップをまとめるのが大変で、正しいタイミングと適切なラインを探りながら、どのくらいのスピードでコーナーに進入すべきかを判断しました。また、タイヤの熱入れも重要で、このような長いコースではラップタイムに2〜3秒の影響が出ます。明日のスタートはドライなのかウエットなのか分かりません。もしウエットでも先頭からのスタートのため、視界がクリアになるので気にしてはいませんが、クリーンでいいスタートを切れればと思います。ランド(ノリス)は大きな衝撃を受けていると思うので、彼が無事で、大きなケガがなければと思います。明日彼がレースに出場できることを願っています」とコメント。

タイヤを供給するピレリは「予選は気温15度、トラック温度17度で始まりました。非常にトリッキーな予選で、1分後の天気を予測するのも難しい状況でした。日曜日も同様の状況が予想されます。ベルギーGPは戦略を予測しにくい複雑なレースですが、今年は例年よりもはるかに涼しく、雨の可能性も高く、さらに予測を困難にしています。もしもレースがドライの場合、ミディアムタイヤからスタートすることで最大限の柔軟性が得られますが、不安定な天候となった場合は、インターミディエイトタイヤがさまざまなコンディションに対応するでしょう」と分析する。

第12戦ベルギーGPの決勝は8月29日日本時間22時(現地時間15時)に開始される。

2021年F1第12戦ベルギーGP予選 結果

1位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)1:59.765
2位 63 G.ラッセル(ウイリアムズ・メルセデス)2:00.086
3位 44 L.ハミルトン(メルセデス)2:00.099
4位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス)2:00.864
5位 5 S.ヴェッテル(アストンマーティン・メルセデス)2:00.935
6位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)2:01.164
7位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)2:02.112
8位 77 V.ボッタス(メルセデス)2:02.502(※)
9位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)2:03.513
10位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)ノータイム
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17位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

※ V.ボッタス(メルセデス)は前戦のスタート時の走行が危険行為と見なされ5グリッド降格、13番グリッドからのスタートとなる。