新型シビックにホットモデルのタイプRが追加設定されることはすでにアナウンスされているが、東京オートサロンではそのプロトタイプが初めて一般に公開されて、さらに新型タイプRへの注目度が上がっている。ここでは徐々に明らかになりつつある驚くべき内容を見てみよう。

タイプRのコンセプトは継承、10代目からの進化に世界が注目

シビックのスポーツモデル「タイプR」は、NSX、インテグラに続いて、6代目シビックで登場。レーシング由来のハイパフォーマンスで大人気を博し、それ以来、シビックの持つスポーツ性能のイメージリーダーとして各世代に設定され進化してきた。

従来モデルとなる10代目シビックのタイプRでは、設計段階からノーマルの5ドアハッチバックと並行して開発されて同時にデビューしたことが話題になったが、新型は少し遅れての登場となる。しかし、すでに鈴鹿サーキットやドイツのニュルブルクリンクでのテスト走行が行われているように、基礎設計段階からすでに開発は進められていたようだ。

今回、東京オートサロンで公開されたプロトタイプを見ると、ボディは先代同様5ドアハッチバックに設定され、大きなリアウイングやセンター3本出しのエキゾーストエンドなどといった特徴も継承している。もちろん、前後のバンパースポイラーやフェンダー形状も変更され迫力を増している。

標準モデルのフロントグリルにはホンダのエンブレム「H」を配置されるが、プロトタイプでは一見「R」をイメージしたものに換えらたように見える。ただ、これはエンブレムを隠すためのカモフラージュで、たまたま「R」のエンブレムになったようにも・・・。従来どおり「赤背景のH」となるのかどうか、デビュー時にどうなるかも興味深い。

エンジンの詳細は明らかになっていないが、先代は2L 直4 VTECターボエンジンに6速MTを組み合わせたFFのパワートレーンを採用しており、ここまでとくにアナウンスがないことから、基本的に大きく変わることはないだろう。

ただし、先代10代目からの進化分を考えると、スペックが従来と同様ということはないはずで、大幅なパワーアップや革命的な新技術の投入、シャシやサスペンションの強化など、大きなサプライズがあるかもしれない。

すでにドイツのニュルブルクリンクでテスト走行を開始していることから、「ニュルブルクリンクFF市販車最速」の称号を狙っていることは明らかで、そのためにパフォーマンスを大きく上げて登場してくることは間違いないところだ。

シビック タイプRとしては6代目となる新型シビック タイプRの販売開始は2022年秋と噂されている。このモデルが11代目シビックシリーズ全体にとって極めて重要なモデルであることは言うまでもない。