2021年4月10〜11日、岡山国際サーキットで開催されたスーパーGT開幕戦。GT300クラスは今シーズンもさまざまな車両、タイヤ、ドライバーが参戦して混戦模様だが、その戦いはどうだったのだろうか。それぞれの速さを見ながら、開幕戦を振り返ってみよう。(写真は開幕戦でポールポジションを獲得した11号車GAINER TANAX GT-R。まずは速さを見せつけた)

2020年最終戦でタイトルを争った4台が2021年も中心か!?

2年ぶりの開催となった岡山ラウンド。この開幕戦は全車ノーウエイトハンデで行われるだけに、それぞれの速さを確認する重要な機会となる。その予選を行われた10日、風は少し吹いていたものの気温15度、路面温度32度と絶好のコンディションだった。

予選Q1はA組、B組と組分けされて行われるが、A組のトップとなったのは244号車たかのこの湯 GR Supra GT。一方で午前の公式練習でトップタイムだった61号車SUBARU BRZ R&D SPORTがQ2進出を逃す波乱もあった。B組では60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTがトップでQ1を通過。A組、B組とも接戦となったが、ともにGR Supraが最速だった。

決勝のスターティンググリッドを決める予選Q2も大激戦。結局、残り2分のタイミングでトップに浮上した11号車GAINER TANAX GT-Rがポールを獲得したが、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT、65号車LEON PYRAMID AMG、56号車リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rがすぐ後ろに続く展開。トップ10のタイム差はわずか1秒ほどという僅差だった。

予選土曜日に続き、日曜日も朝から暖かな陽気に恵まれ、決勝レースは、気温19度、路面温度33度というコンディションのもとでスタートが切られた。

レース序盤はGAINER TANAX GT-Rと埼玉トヨペットGB GR Supra GTがトップ争いを展開。ピットインの攻防をはさんで、レース後半はリアライズ 日産自動車大学校 GT-R、LEON PYRAMID AMG、埼玉トヨペットGB GR Supra GT、GAINER TANAX GT-Rの4台による息詰まる優勝争いとなった。しかし、それぞれコース上で抜くための決め手に欠いたようだ。それでもGAINER TANAX GT-Rと埼玉トヨペットGB GR Supra GTが速さで一歩リード、しかしその差はごくわずかと言える。

また、初戦岡山では日産 GT-R NISMO GT3のストレートスピードが強みとなっていたが、サーキットが変わり、ウエイトハンデが導入されて、今後どうなるかはまだわからない。それでも、やはり開幕戦のトップ4がシリーズをリードしていくことになるのだろうか。装着しているタイヤは52号車スープラと65号車AMGがブリヂストン、11号車GT-Rがダンロップ、そして優勝した56号車GT-Rがヨコハマと、岡山ではパフォーマンスの差はなさそうだ。次戦富士は500kmという2年ぶりのロングディスタンス、そして気温が上がることも予想される。タイヤメーカーによる戦略の違いも影響しそうだ。次戦第2戦FUJI GT 500kmは、5月3〜4日に富士スピードウェイで行われる。(写真提供:GTA)。

●2021年スーパーGT第1戦岡山 GT300クラス決勝結果

1位 56 KONDO RACING リアライズ日産自動車大学校 GT-R 藤波清斗/JP.デ・オリベイラ YH 77周
2位 65 K2 R&D LEON RACING LEON PYRAMID AMG 蒲生尚弥/菅波冬悟 BS +0.454s
3位 52 埼玉トヨペット Green Brave 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田広樹/川合孝汰 BS +0.660s
4位 11 GAINER GAINER TANAX GT-R 平中克幸/安田裕信 DL +1.021s
5位 244 Max Racing たかのこの湯 GR Supra GT 三宅淳詞/堤優威 YH +16.908s
6位 96 K-tunes Racing K-tunes RC F GT3 新田守男/平良響 DL +35.977s
7位 25 HOPPY team TSUCHIYA HOPPY Porsche 松井孝允/佐藤公哉 YH +46.169s
8位 60 LM corsa SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT 吉本大樹/河野駿佑 DL +53.810s
9位 88 JLOC JLOC ランボルギーニ GT3 小暮卓史/元嶋佑弥 YH +1周
10位 10 GAINER GAINER TANAX with IMPUL GT-R 星野一樹/石川京侍 DL +1周