2021年9月5日、F1第13戦オランダGP決勝がザントフォールト・サーキットで開催され、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝。2位にはメルセデスのルイス・ハミルトン、3位にはメルセデスのバルテリ・ボッタスが入った。

メルセデス勢の揺さぶりにもフェルスタッペンは動じず

ナショナルカラーのオレンジ色に染まった地元大観衆の声援を背にフェルスタッペンが駆け抜けた。

大方の予想通り、ポールポジションのフェスタッペンと予選2-3位のメルセデス勢の1対2の戦いとなった36年ぶり開催のオランダGP。会心のスタートを決めてレースの主導権を握ったフェルスタッペンに対し、メルセデスは早めの早めピットストップ戦略を仕掛ける。

1回目のタイヤ交換では、ハミルトンを先にピットに入れてアンダーカットを仕掛ける一方で、ボッタスをステイアウトさせて揺さぶりをかける。これでハミルトンの翌周にタイヤ交換したフェルスタッペンは、前を塞ぐボッタスをコース上で抜かざるを得ない状況となったが、難なくハミルトンに追いつかれる前にオーバーテイクすることに成功。

やはりハミルトンが先行した2回目のピットストップでも、フェルスタッペンはアンダーカットを許すことなく首位のままコースに復帰した。そして3スティント目に選んだタイヤは持ちタイヤの関係でフェルスタッペンがハード、ハミルトンはミディアムで、この選択の差が明暗を分けることになった。

ハミルトンはスティント序盤で猛攻をかけてフェルスタッペンを追うも射程距離には入ることができず、レース終盤にはタイヤを消耗させてペースダウンして、最速ラップ狙いで3回目のタイヤ交換するしかなかった。

フェルスタッペンが今季7勝目、タイトル争いの首位奪回

これで勝負あり。その後、冷静にタイヤを労って走ったフェルスタッペンはそのまま歓喜の母国GP優勝のチェッカーへと飛びこんだ。

今季7勝目をあげたフェルスタッペンは、「期待通りの結果になった。スタートがとにかく良かったし、メルセデスがいろいろと仕掛けてきたけど、毎回抑え込めることができた」と笑顔。敗れたハミルトンは「今日はマックスが速すぎた。僕らもすべてを出し尽くしたけど無理だった」と完敗を認めざるを得なかった。これでフェルスタッペンはチャンピオン争いで再びリーダーに浮上、コンストラクターズランキングではメルセデスがリードを広げる形となった。

他のホンダのパワーユニット搭載勢では、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが予選順位を守って4位、新しいパワーユニットのコンポーネンツを投入してピットスタートとなったレッドブルのセルジオ・ペレスが猛追の8位に入った。なお、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は粘り強い走りを見せていたものの、パワーユニットのデータに異常が見られたためにリタイアした。

3連戦の最後となる次戦第14戦イタリアGPは、9月10日、ミラノ近郊のモンツァ・サーキットで開幕、9月12日日曜日に決勝レースが行われる。

●2021年F1第13戦オランダGP決勝 結果

1位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)72周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+20.932s
3位 77 V.ボッタス(メルセデス)+56.460s
4位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)+1周
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+1周
6位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー)+1周
7位 55 C.サインツ(フェラーリ)+1周
8位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)+1周
9位 31 E.オコン (アルピーヌ・ルノー) +1周
10位 4 L.ノリス(マクラーレン・メル セデス)+1周
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リタイア 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

●2021年F1ドライバーズランキング(第13戦終了時)

1位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 224.5
2位 L.ハミルトン(メルセデス)221.5
3位 V.ボッタス(メルセデス) 123
4位 L.ノリス(マクラーレン・メル セデス) 114
5位 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)108
6位 C.ルクレール(フェラーリ) 92
7位 C.サインツ(フェラーリ) 89.5
8位 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)66
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13位 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)18

●2021年コンストラクターズランキング(第13戦終了時)

1位 メルセデス 344.5
2位 レッドブル・ホンダ 332.5
3位 フェラーリ 181.5
4位 マクラーレン・メルセデス 170
5位 アルピーヌ・ルノー 90
6位 アルファタウリ・ホンダ 84