2021年11月7日(日本時間11月8日)に行われたF1第18戦メキシコGPで、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝、セルジオ・ペレスが3位に入るダブル表彰台となったが、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)も4位入賞。トップ4にホンダのパワーユニット勢が3台入る快進撃を見せた。ここではアルファタウリ・ホンダの活躍を振り返ってみよう。

後続のフェラーリに17秒以上の差をつける

メルセデス、レッドブル・ホンダの4台のすぐ後ろ、予選5番手につけたガスリーは、スタートでスピンを喫したバルテリ・ボッタス(メルセデス)を上手くかわして4番手に浮上。その後も快調なペースで走行し、タイヤ交換もアグレッシブに敢行。ホンダのパワーユニット勢で最も早く、31周目にピットインしてハードタイヤへと交換すると、さらにペースを上げて上位を追う。

さすがにトップ3には届かなかったが、後続のフェラーリ2台に17秒以上の差をつけてのフィニッシュで12ポイントを獲得した。

一方、パワーユニット交換ペナルティで9番グリッドから17番手スタートに降格となった角田裕毅は、スタートで混乱に巻き込まれてサスペンションにダメージを負い、ターン2で早々にリタイアとなった。

これにより、アルファタウリ・ホンダはコンストラクターズチャンピオンシップで5位を争うアルピーヌと同ポイントになった。

ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは「高地での戦いということで、それに合わせたパワーユニットのセットアップが必要となりますが、HRD SakuraとHRD UKでの事前テストやチームとのシミュレーションが非常によく機能して、パワーユニットの持てる力を十分に発揮できました。アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は5番手スタートからポジションを上げ、レース中もいいペースをキープして4位フィニッシュと、いい結果を残すことができました。週末の開始から力強い走りを見せていましたので、それをレース結果につなげてくれたことをうれしく思っています。角田選手にはスタート直後の不運な接触によりリタイアとなりました。ここではガスリー選手とともに非常に速く、パワーユニット交換のペナルティでスタートポジションが下がってしまいましたが、そこからの力強いレースを期待していただけに、残念でした。来週は連戦でブラジルでのレースになります。次のレースでもいい結果を得られるよう、ここから万全の準備を進めていきます」とコメントしている。

●ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

「とてもうれしいです。4位というのは最高の結果で、これ以上ないくらいのレースウイークになりました。後方にシャルル(ルクレール/フェラーリ)がいましたが、すべてをコントロールできて、彼を引き離すことができましたし、4番手でレース全体のマネージメントも上手くいきました。今週末はマシンがとてもよく、予選もいい結果でしたが、レースでもフェラーリ2台の前でフィニッシュできて、とてもいい気分です。これでアルピーヌとポイントで並びました。僕の個人的な計画では、チャンピオンシップで5位になることが、フランツ(トスト代表)やチームのみんなへの素敵なクリスマスプレゼントになると思っています。チーム一丸となって取り組めていますし、今後の数戦でもチャンスは見出せると思います」

●角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

「とても残念です。マシンがずっとよかったので、簡単にはいかないにしてもポイント獲得のチャンスはあると思っていました。不運にも左右にいたマシンに挟まれてしまい、接触されましたが、レースでは起こり得ることです。全体的には、レースウイークが上手く進み、マシンパフォーマンスも力強かったので、レースを完走できなかったことが残念です」

次戦は連戦でブラジルで開催。第19戦ブラジルGPは11月12日から、ブラジル、サン・パウロ郊外のインテルラゴス・サーキットで開催される。

●2021年F1第18戦メキシコGP決勝 結果

1位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)71周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+16.555s
3位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)+17.752s
4位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)+63.845s
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+81.037s
6位 55 C.サインツ(フェラーリ)+1周
7位 5 S.ヴェッテル(アストンマーティン・メルセデス)+1周
8位 7 K.ライコネン(アルファロメオ・フェラーリ)+1周
9位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー)+1周
10位 4 L.ノリス(マクラーレン・メル セデス)+1周
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リタイア 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

●2021年F1ドライバーズランキング(第18戦終了時)

1位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)312.5
2位 L.ハミルトン(メルセデス)293.5
3位 V.ボッタス(メルセデス)185
4位 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)165
5位 L.ノリス(マクラーレン・メル セデス)150
6位 C.ルクレール(フェラーリ)138
7位 C.サインツ(フェラーリ)130.5
8位 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス)105
9位 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)86
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14位 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)20

●2021年コンストラクターズランキング(第18戦終了時)

1位 メルセデス 478.5
2位 レッドブル・ホンダ 477.5
3位 フェラーリ 268.5
4位 マクラーレン・メルセデス 255
5位 アルピーヌ・ルノー 106
6位 アルファタウリ・ホンダ 106