2023年11月18日(現地時間)、F1第22戦ラスベガスGPがナイトレースとしてアメリカ ネバダ州ラスベガスのストリートサーキットで行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。2位にはフェラーリのシャルル・ルクレール、3位にはレッドブルのセルジオ・ペレスが入った。アルファタウリの角田裕毅は残り1周でマシンを止め、チェッカーを受けることができなかった。

各所でオーバーテイク連発のエキサイティングなレース展開

ペナルティによる後退も、接触によるフロントウイング翼端板破損も、2度のセーフティカーも関係なかった。新規コースでの初めての開催となったラスベガスで、王者フェルスタッペンが各所でオーバーテイク連発のエキサイティングなレースを制した。

最初の波乱はスタート直後のターン1。やや出遅れたポールポジションのルクレールと好ダッシュでイン側を確保したフェルスタッペンが並んで進入し、アウト側のルクレールが押し出されるかたちに。これでフェルスタッペンは首位には立ったものの5秒のペナルティが課されることになった。

その後、スタートタイヤであるミディアムタイヤの保ちは、今回レッドブルよりフェラーリが良く、16周目に一気に差を詰めたルクレールがフェルスタッペンをオーバーテイク。直後にフェルスタッペンはピットインし、ここでペナルティを消化してタイヤをハードに替え、9番手でレースに復帰する。

ルクレールがハードへのタイヤ交換を行ったのは22周目。インラップ近くまでミディアムのペースはまずまずで、ピットアウト後のポジションは当然フェルスタッペンの前、タイヤ戦略がはまって追い上げていたペレスの後ろの2番手でレースに戻った。

レースが大きく動いたのは26周目のセーフティカー時だった。この機にペレス、フェルスタッペンら多くのドライバーたちが2回目のタイヤ交換に飛び込んだのに対し、1回目のタイヤ交換が遅かったルクレールはステイアウトして首位に復帰。その後ろにタイヤ交換を終えたペレス、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)を挟んで5番手にフェルスタッペンという隊列となる。

最終スティントで速さを見せたフェルスタッペンが快勝

29周目に再開されたレースで最速だったのはフェルスタッペン。ニュータイヤで瞬く間に前走車たちをかわし、37周目には2周前にペレスをかわしていたルクレールをあっさりとオーバーテイクして“定位置”の首位に戻ると、そのまま引き離してトップチェッカーを受けた。

終盤も激しい攻防が続いたルクレールvsペレスの2位争いは、最終ラップのオーバーテイクでルクレールが競り勝った。

3月から始まった長いシーズンもいよいよ今週末が最終戦。第23戦アブダビGPは11月24日、アラブ首長国連邦アブダビのヤス島にあるヤス・マリーナ・サーキットで開幕、決勝レースは11月26日に開催される。(文:新村いつき)

●2023年F1第22戦ラスベガスGP決勝 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 50周
2位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+2.070s
3位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT) +2.241s
4位 31 E. オコン(アルピーヌ・ルノー)+18.665s
5位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+20.067s
6位 55 C.サインツ(フェラーリ)+20.834s
7位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +21.755s
8位 63 G.ラッセル(メルセデス)+23.091s
9位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス) +25.964s
10位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス) +29.496s
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14位 3 D.リカルド(アルファタウリ・ホンダRBPT) +48.525s
リタイア 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)
ファステストラップ 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス

●2023年F1ドライバーズランキング(第22戦終了時)

1位 M.フェルスタッペン(レッドブル)549
2位 S.ペレス(レッドブル)273
3位 L.ハミルトン(メルセデス)232
4位 C.サインツ(フェラーリ)200
4位 F.アロンソ(アストンマーティン)200
6位 L.ノリス(マクラーレン)195
7位 C.ルクレール(フェラーリ)188
8位 G.ラッセル(メルセデス)160

●2023年F1コンストラクターズランキング(第22戦終了時)

1位 レッドブル 822
2位 メルセデス 392
3位 フェラーリ 388
4位 マクラーレン 284
5位 アストンマーティン 273