2021年7月4日、F1第9戦オーストリアGP決勝がシュタイアマルク州シュピールベルグのレッドブルリンクで開催され、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝。2位にはメルセデスのバルテリ・ボッタス、3位にはマクラーレン・メルセデスのランド・ノリスが入った。

影をも踏ませぬ独走劇、フェルスタッペン破竹の3連勝

2連勝でポイントランキング首位を走るフェルスタッペンの勢いは、同じサーキットでの連続開催となった今週も止まらなかった。

フェルスタッペンはポールポジションから難なく首位をキープし、直後に後方のアクシデントが原因でセーフティカーが出ても慌てず騒がず。再スタートも完璧に決めてファステストラップを連発し、1回目のタイヤ交換時までにアンダーカットを仕掛けられないだけの差を後続に対して築き上げた。

その後も独走して大量マージンを築き、そのアドバンテージを活かしてスローパンクチャーの兆候があったハードタイヤをレース終盤の60周目に素早く交換。

この2度目のタイヤ交換後にファステストラップを記録して、そのまま今季5勝目のチェッカーに飛び込んだ。

フィニッシュ後のフェルスタッペンは「クルマが信じられないくらい素晴らしくて、どのタイヤでも摩耗をそんなに気にすることなく楽に走れた。正直、ここまで良いとはびっくり。先週末よりもいいくらいの、最高のパッケージだった」とマシンの出来栄えにご満悦。これでランキング2位のハミルトンとの差は32点に広がった。

王者ハミルトンは大苦戦、空力ダメージで表彰台圏外

まさかの4番グリッドからのスタートとなったハミルトンは決勝でも苦しんだ。

レース前半、先行するノリスをなかなか抜けず、ようやくかわしたのは20周目。すでにフェルスタッペンははるか先をいき、レース中盤には右リアのエアロパーツにダメージを負っていることも発覚。ずるずるとペースを落とし、チームメイトのボッタス、さらには一度抜いたノリスにもかわされて4位でのフィニッシュとなってしまった。

次戦となる地元イギリスでどれだけ巻き返させるか。王者の反抗に注目が集まる。

一方、フェルスタッペン以外のホンダのパワーユニット搭載車勢は出入りの激しいレースとなった。

レッドブルのセルジオ・ペレスは再スタート直後にノリスに押し出される形でコースアウトして後退。その後は自らがフェラーリのシャルル・ルクレールを2度も押して相次いでペナルティを取られて6位でフィニッシュした。

ソフトタイヤでのスタートが凶と出たアルフタウリ・ホンダ勢は、ピエール・ガスリーが予選順位より下の9位に終わり、タイヤ交換時にピットレーン入り口の白線を2度も踏んでペナルティを重ねた角田裕毅はポイント圏外の12位に終わっている。

次戦、2021年F1第10戦イギリスGPは、7月16日、ノーザンプトンシャーのシルバーストン・サーキットで開幕する。

2021年F1第9戦オーストリアGP決勝 結果

1位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)71周
2位 77 V.ボッタス(メルセデス)+17.973s
3位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+20.019s
4位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+46.452s
5位 55 C.サインツ(フェラーリ)+57.144s
6位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)+57.915s
7位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス)+60.935s
8位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+61.195s
9位 10 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)+61.844s
10位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー)+1周
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12位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)+1周

2021年F1ドライバーズランキング(第9戦終了時)

1位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 182
2位 L.ハミルトン(メルセデス) 150
3位 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)104
4位 L.ノリス(マクラーレン・メル セデス) 101
5位 V.ボッタス(メルセデス) 92
6位 C.ルクレール(フェラーリ) 62
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9位 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)39
14位 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)9

2021年コンストラクターズランキング(第9戦終了時)

1位 レッドブル・ホンダ 286
2位 メルセデス 242
3位 マクラーレン・メルセデス 141
4位 フェラーリ 122
5位 アルファタウリ・ホンダ 48
6位 アストンマーティン・メルセデス 44