ライカカメラ社は1962年より続く映画「007」シリーズの名シーンを展示する写真展「Photographs from the James Bond Archive」を英国のライカギャラリーロンドンで開催している。その写真展を記念したライカのハイエンドコンパクトカメラ「ライカ D-LUX7 “007 Edition”」を1962台限定で発売する。

通常モデルとは異なるダイヤモンドパターンの上質な素材を採用

007と言えば毎回登場するボンドカーが楽しみの一つであるが、今回のライカカメラの限定モデルは映画プロデューサーで、熱狂的な写真愛好家であるマイケル・G・ウィルソン氏が映画007シリーズの制作会社であるイーオン・プロダクションズの写真アーカイブの中からジェームズ・ボンドが活躍するシーンを選んだ写真展をライカギャラリーロンドンで開催(〜2023年3月21日まで)しているのを記念したモデルだ。

ライカ D-LUX7は有効画素数1700万画素、センサーサイズは4/3型の大型MOSセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラで、搭載するレンズは10.9〜34mmf1.7-2.8(35mm判換算24〜75mm相当)の光学3.1倍大口径ズーム。

タッチパネル式の3.0型背面液晶モニターに加え、0.38型の液晶ビューファインダーも装備するため、接眼しての撮影も可能だ。画像の記録はJPEG、RAWのほか、4K動画の記録もできる。記録媒体はSDメモリーカード(SDHC、SDXC対応)。

“007 Edition”では、そのライカ D-LUX7の外装に通常モデルとは異なるダイヤモンドパターンの上質な素材を採用し、同じパターンのハンドグリップとリストストラップも付属する。また本体トップカバーにはアイコニックな“007”のロゴが刻印され、「007」シリーズのオープニングに登場するガンバレル(銃口)のモチーフがデザインされたオートレンズキャップ、速写が可能なカメラホルスターも付属している。

「007」シリーズ第1作『007/ドクター・ノオ』 の公開の1962年にちなみ、1962台限定となっている。特製ボックス入りでライカストア、ライカオンラインストアおよびライカブティックで2023年3月発売予定。

Photographs from the James Bond Archive展より

●ライカ D-LUX7 “007 Edition” 主要スペック

●撮像素子:4/3型MOSセンサー
●有効画素数:1700万画素
●レンズ:ライカDCバリオ・ズミルックス f1.7-2.8/10.9-34mm ASPH.(35mm判換算24〜75mm相当)手ブレ補正機構搭載
●最短撮影距離:3cm(ワイド端)、30cm(テレ端)
●撮影モード:プログラムAE、絞り優先AE、シャッター優先AE、マニュアル露出
●シャッタースピード:約60〜1/4000秒(メカニカルシャッター)、 1〜1/16000秒(電子シャッター)、T:最大約30分
●連続撮影速度:約11コマ/秒
●記録媒体:SDメモリーカード(SDHC、SDXC対応)
●記録形式:RAW、JPEG、MP4
●ISO感度:ISO100-25600
●ファインダー:0.38型電子ビューファインダー(276万ドット)
●液晶モニター:3.0型(124万ドット)タッチパネル式
●大きさ:118×66×64mm
●重さ:403g(バッテリー、メモリーカード含)
●発売:2023年3月予定
●価格:29万7000円(ライカストア価格)