22022年10月30日(日本時間10月31日)、F1第20戦メキシコGP決勝がアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝、今季14勝目を飾った。2位にはメルセデスのルイス・ハミルトン、3位にはレッドブルのセルジオ・ペレスが入った。アルファタウリの角田裕毅はリカルドとの接触でマシンを傷めてリタイアとなった。

完璧なタイヤマネージメント、フェルスタッペンがシーズン最多勝記録更新

レッドブルはソフトタイヤ、メルセデスはミディアム。スターティンググリッドに並んだ各車からタイヤウォーマーが外された瞬間、予選上位4台のタイヤ選択が分かれたことが明らかになった。

スタートの蹴り出しは当然ソフトが優位。フェルスタッペンが楽々と首位を奪い、その後方ではジョージ・ラッセルとペレスが先陣争いをする間隙をついて、ハミルトンが2番手に浮上する。スタートタイヤを考えるとメルセデスの戦略は1ストップが予想されるため、フェルスタッペンとしては1回目のタイヤ交換までにできだけ差を広げたいところだったが、ハミルトンも食らいついて逃げさせない。

しかし、ここでメルセデスにとって予想外の状況が起きる。今回のエルマノス・ロドリゲス・サーキットはタイヤのタレが少なかったのだ。

フェルスタッペンはギリギリまでソフトタイヤを引っ張って25周目にピットインしてミディアムへ交換。一方のハミルトンは30周目にミディアムからハードへと交換する。順位は再びフェルスタッペン-ハミルトンのオーダーに戻ったものの、残りはまだ41周もあり、ミディアムがタレてフェルスタッペンがタイヤ交換に入れば、ハミルトンが首位に立って一気に優位に立てるはずだった。

ところがこの第2スティントでもミディアムタイヤの持ちが良く、対照的にメルセデスの履くハードタイヤはペースが上がらない。レッドブルはそのままメルセデスとの差を広げ、なんと1ストップのままレースを走り切ってしまった。

結果的に完勝の形となったフェルスタッペンはこれで今季14勝目となり、シーズンの最多勝利記録を更新。敗れたハミルトンは「レッドブルは速すぎたし、戦略も良かった。こっちもスタートタイヤをソフトにすべきだったかもしれない」と悔しさを滲ませた。

次戦第21戦ブラジルGPは、11月11日〜13日、サンパウロ近郊のインテルラゴス・サーキットで開催される。

●■2022年 F1第20戦メキシコGP 決勝 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)71周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+15.186s
3位 11 S.ペレス(レッドブル)+18.097s
4位 63 G.ラッセル(メルセデス) +49.431s
5位 55 C.サインツ(フェラーリ)+58.123s
6位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+68.774s
7位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス)+1周
8位 31 E .オコン(アルピーヌ・ルノー)+1周
9位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+1周
10位 77 V.ボッタス(アルファロメオ・フェラーリ)+1周
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13位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル)+1周
リタイア 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル )+70.919s
ファステストラップ: 63 G.ラッセル(メルセデス) 1:20.153

●■2022年 F1ドライバーズランキング(第20戦終了時)

1位 M.フェルスタッペン(レッドブル)416
2位 S.ペレス(レッドブル)280
3位 C.ルクレール(フェラーリ)275
4位 G.ラッセル(メルセデス)231
5位 L.ハミルトン(メルセデス)216
6位 C.サインツ(フェラーリ)212

●■2022年 F1コンストラクターズランキング(第20戦終了時)

1位 レッドブル 696
2位 フェラーリ 487
3位 メルセデス 447
4位 アルピーヌ・ルノー 153
5位 マクラーレン・メルセデス 146