2020年10月25日、 F1第12戦ポルトガルGPがアルガルベサーキットで開催され、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが優勝。今季8勝目で通算92勝のF1最多勝利記録を更新した。2位にチームメイトのバルテリ・ボッタスが入り、メルセデスAMGが1-2フィニッシュを達成した。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3位だった。

盤石の王者ハミルトン、前人未到の92勝目達成

ポールポジションからスタートしたハミルトンは、温まりの悪いミディアムタイヤでのスタートとなったオープニングラップこそ慎重に走って3番手まで後退したものの、タイヤが温まると猛然とペースアップ。7周目にカルロス・サインツ(マクラーレン・ルノー)を抜いて2番手に浮上すると最速ラップを連発して首位のボッタスを追い詰め、20周目のターン1で豪快にチームメイトをもパスしてみせた。

その後は圧巻の走りで、見事なタイヤマネージメントも見せて差を大きく広げ、ハードタイヤに交換後の第2スティントも危なげなく乗り切り、シーズン8勝目をあげた。

これで前戦アイフェルGPで並んでいた史上最多勝記録を更新する92勝目となったハミルトンは「まだ実感できないけど、新記録はみんなが同じ方向を向いていい仕事をして高いレベルに引き上げてくれたおかげ。成功に甘んじることなく、常に攻めていく姿勢が素晴らしいよ」とチームへの感謝を口にした。

フェルスタッペン3位表彰台も、ソフトタイヤに苦しむ

予選でこそメルセデスAMG2台に詰め寄ったフェルスタッペンだったが、レースではオープニングラップにセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)と接触、その後なんとか3番手まで復帰した時にはすでにメルセデスAMG勢とは差が開いており、ミディアムタイヤでの第2スティントでも追い上げは叶わずにそのまま3位でフィニッシュした。

フェルスタッペンはソフトタイヤスタートだったが、タイヤのウォームアップに苦しみ、ミディアムタイヤを履くメルセデスAMG勢に対する序盤でのアドバンテージを生かせなかった。

レース後のフェルスタッペンは「オープニングラップはとにかくグリップがなかった。落ち着いて順位は取り戻せたけど、今日はあれが精一杯。タイヤ戦略がメルセデスとは違っていたけど、たとえ同じだったとしても結果は変わらなかったと思う」とコメント。

他のホンダ勢はアルファタウリのピエール・ガスリーが5位入賞。アレクサンダー・アルボン(レッドブル)とダニール・クビアト(アルファタウリ)は見せ場なくポイント圏外に終わっている。

次戦F1第13戦エミリア・ロマーニャGPは、2020年10月31日から11月1日の2デイのスケジュールで、イタリア、イモラサーキットで開催される。

2020年F1第12戦ポルトガルGP 決勝 結果

優勝 44 L.ハミルトン(メルセデスAMG) 66周
2位 77 V.ボッタス(メルセデスAMG))+25.592s
3位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)+34.508s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ) +65.312s
5位 10 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)+1周
6位 55 C.サインツ(マクラーレン・ルノー)+1周
7位 11 S.ペレス (レーシングポイント・メルセデス)+1周
8位 31 E. オコン(ルノー) +1周
9位 3 D.リカルド(ルノー)+1周
10位 5 S.ヴェッテル(フェラーリ) +1周

12位 23 A.アルボン (レッドブル・ホンダ) +1周
19位 26 D.クビアト(アルファタウリ・ホンダ) +2周

F1ドライバーズランキング(第12戦終了時)

1位 L.ハミルトン(メルセデスAMG)256
2位 V.ボッタス(メルセデスAMG)179
3位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)162
4位 D.リカルド(ルノー)80
5位 C.ルクレール(フェラーリ)75
6位 S.ペレス (レーシングポイント・メルセデス)74
7位 L.ノリス(マクラーレン・ルノー)65
8位 A.アルボン (レッドブル・ホンダ)64
9位 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)63

F1コンストラクターズランキング(第12戦終了時)

1位 メルセデスAMG 435
2位 レッドブル・ホンダ 226
3位 レーシングポイント・メルセデス126
4位 マクラーレン・ルノー 124
5位 ルノー 120
6位 フェラーリ 93
7位 アルファタウリ・ホンダ 77