映画『君が世界のはじまり』(7月31日公開)の完成披露イベントが、6月29日にアーツ千代田3331で開催され、松本穂香、中田青渚、片山友希、金子大地、甲斐翔真、小室ぺい、ふくだももこ監督が舞台挨拶に登壇。主演の松本は「本当におもしろいすてきな映画ができたと思います。全員が全員主役の映画、こんなにしっかり一人一人が濃く描かれている映画はほかにはないんじゃないかと思います」と力強くアピールした。

映画や舞台、ドラマの演出も手掛けるふくだが、第40回すばる文学賞佳作を受賞した「えん」と、「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」という2本の短編小説を再構築して、1本の映画にした本作。主演は、『おいしい家族』(19)以来、ふくだ監督と2度目のタッグとなる松本が務めた。

高校時代のヒリヒリするような青春が描かれる本作ということで、それぞれが劇中のように“一方通行”で報われなかったという高校での経験についてクロストークすることに。
高校時代に演劇部に所属していたという松本は、「視聴覚室でひっそりやっていて、ぜんぜん人が来なかった。体育館でやっても、音響の設備が悪すぎて…ジタバタしてるだけでした」とコメント。
「ただ、届いてなくても一生懸命やってました」と言う松本は、いろいろな役をやったと言う。「冷凍マグロの役とか。これは、(取材などで)100回くらい言わせてもらってます」と言って笑いを取った。

中田はそういう経験がないそうで「(元気いっぱいでハイテンションの)琴子のような一方通行な役は新鮮でした。私は、いまから経験したいです」と言ったあとで「私は琴子というキャラクターがすごく好きです。でも、友達になろうとかは言えない。ただ見てるだけ」と答えた。

また、NITRODAYのヴォーカル&ギターを務める小室は「高校時代は軽音部でしたが、誰も観にきてくれないので、寂しかったです。すみっこの教室でやってました」とつぶやくと、全員が「もったいない!」と驚いていた。

取材・文/山崎 伸子