実話を基にした感動作『水上のフライト』の初日舞台挨拶が、11月13日に新宿バルト9で開催。主演の中条あやみ、杉野遥亮、小澤征悦、脚本の土橋章宏、兼重淳監督が登壇した。コロナ禍で公開延期となっていた本作がようやく初日を迎えられたことで、中条は「もう胸いっぱいですね」と感慨深い表情を見せた。

本作は、有望な走り高跳びの選手ながらも不慮の事故に遭い、二度と歩くことができなくなったヒロインの藤堂遥 (中条)が、競技用カヌーと出会い、夢を実現させていくというサクセスストーリーだ。

中条は心に残ったシーンについて「本当に観てほしいところはたくさんあるけど、今日は杉野くんファンがいっぱいいらっしゃるから、遥が“沈(ちん)”し、小澤さんと杉野くんがダイブして助けに来てくれるシーンにしようと。2人ともすごくかっこいい顔で助けにきてくださったので、あとで観てキュンキュンしました」とコメント。

そのシーンで、小澤は溺れていたらしく、杉野は「小澤さん1人が助けられていたので、僕は1人で、泳いでました」とツッコむと、小澤は「ちょっ…言わないで」と杉野を制したあとで「僕は、ただ飛び込んだだけだった」と苦笑した。

また、遙と杉野演じる加賀颯太の恋愛関係について問われると、中条は「どうだろうね。誰ともあまり心を打ち解けられなかった遙ですが、颯太さんは様々な障がい者の方を見てきたし、幼馴染を亡くしたりしていて、人の痛みがわかる男性だから頼ってる部分があったのかなと。個人的にはそのまま結婚してほしいなと思います」とハニカミながらコメント。

小澤は「俺が全力で阻止します」と言って会場の笑いを誘ったが、杉野も「僕だったら恋してるなと。結婚したいっすね」と乗り気の様子。それを受けた中条は、「恥ずかしいね。願望です。遙と颯太さんの」と照れ笑いした。

取材・文/山崎伸子