今回の米大統領選挙戦の勝敗を決めると言われていたラストベルトで、終盤戦にバイデン元副大統領がトランプ大統領の投票数を上回り、フライングで事実上の勝利宣言を行ったトランプ大統領に対し、バイデン元副大統領とハリス副大統領候補が外堀を埋めるべく、異例の勝利宣言を行った。一方のトランプ大統領は、投票に不正があったとして裁判に持ち込む構えで、連日ゴルフで余裕しゃくしゃくぶりをアピール。そんななかで、メラニア夫人が、「トランプ大統領に敗北を認めるように求めている」「大統領を退いたタイミングで離婚準備を進めている」とメディアが報じている。

メラニア夫人はこれらの報道を受けて、自身の公式Instagramなどで、民主主義にのっとったフェアで透明性のある選挙を求め、「非合法的ではない、合法な投票用紙は開封されるべき」だと訴えた。

その意図は、「投票の不正があったのであれば、不正は暴かれるべき」というもので、ある意味トランプ大統領をサポートするもの。また、メラニア夫人は、バイデン元副大統領夫人に電話をかけていないことから敗北を認めていないにもかかわらず、真逆に捉えられたうえに、離婚報道が止まらないようだ。

その離婚について語った関係者とは、2016年の選挙でトランプ大統領の代理人を務めた元大統領補佐官のオマロサ・マニゴールト・ニューマンのこと。「メラニア夫人は情があるので任期中は離婚を我慢しているけれど、退任したらすぐ離婚できるように準備をしている」というもので、大統領選での敗北を見据えて、にわかに離婚が現実味を帯びてきたというわけだ。

「Mirror」によると、先月ニューマンがテレビで、「2人にしかわからないこともあるけれど、デートを始めてから17年の間2人を見てきた限りでは、2人の結婚はとても奇妙なもの。メラニア夫人は、トランプ大統領に嫌悪感を抱いていることもある」などと発言したそうだが、実はこの内容は、ニューマンが2018年8月に出版した暴露本「Unhinged: An Insider's Account of the Trump White House」に書かれていたもので、なんらかの新たな情報があるわけではなく、2年前の暴露本の内容が再燃しただけのもよう。2019年7月から今年の4月までホワイトハウス報道官を務め、その後はメラニア夫人の広報を務めているステファニー・グリシャムは、「メラニア夫人は、ニューマンとはほとんど接点がなく、お互いのことを知らない」として、内容そのものを否定している。

不正投票については、米ネバダ州のトランプ共和党選挙陣営が、内部告発者の情報として、バイデン民主党陣営が、ワゴン車の中で郵便投票を開封して改ざんする不正行為を目撃したと発表。また、すでに州外に転居した元住民の票や死亡している人の票が9000票も投じられていたことや、18歳未満の未成年者に有権者登録があったなどの不正行為を具体的に説明しているが、いずれにしてもすべてが不透明。今後の動向が注目されている。

NY在住/JUNKO