おうちで“好きな時に好きなデバイスで観られる”動画配信(VOD)サービスNetflix。映画やドラマ、ドキュメンタリーまで、オリジナルコンテンツを多数そろえた豊富なラインナップの中から、冬休みに観たい12月後半に配信スタートとなる注目作をご紹介!

■ジョージ・クルーニーが放つ超大作SFなど、現代的なテーマが込められた映画たち
まず紹介したいのが、ジョージ・クルーニーが監督・製作・主演を務めて作り上げた渾身作『ミッドナイト・スカイ』が23日より配信中だ。リリー・ブルックス=ダルトンの小説「世界の終わりの天文台」を原作とした本作は、地球が滅亡に向かうなか、ある理由から北極に残っている孤独な科学者(クルーニー)と謎の少女が、地球の惨状を知らずに任務から戻ってこようとする宇宙船の存在を知り、帰還を止めようと奮闘する物語だ。

壮大な映像美とストーリーで綴られるSFでありながら、その根底には、人間の行く末や人間同士のつながりといった普遍的なテーマが描かれており、あらゆる事柄が二極化し、分断されてしまっている現代への問いかけにもなっている。

同じく23日から配信中の『君の心に刻んだ名前』は、1987年に40年間にわたった戒厳令が解除された直後、LGBTQが合法化される前の台湾を舞台に、カトリック系の男子校に通う高校生ジアハンとバーディの2人の純愛が、同性愛への差別に立ち塞がれる困難の日々や抑圧された当時の台湾の様子と共に描かれていく。
2019年にアジアで初めて同性結婚が認められた台湾だが、その裏側には、同性愛者に対するどのような現実があったのか。事実を知るためにも観ておきたい一作だ。

28日(月)から鑑賞可能となるのが『警察と泥棒』だ。この映画は、2020年5月5日にネット上に流出した、米ジョージア州でジョギング中に射殺された黒人男性アフマド・アーベリーの事件動画を題材に、警察の残酷さや人種的不公平を描いている短編アニメーション。Black Lives Matter運動への意識を失わないためにもチェックしておきたい。

また人種にまつわる問題は、18日から配信中の『マ・レイニーのブラックボトム』でも描かれている。1920年代のシカゴの音楽業界を扱った本作は、情熱的で歯に衣着せぬ人物で、“ブルースの母”の異名を持つ黒人歌手マ・レイニーのレコーディング現場を舞台に、彼女と主導権を握りすべてをコントロールしようと振る舞う白人プロデューサーとの衝突などが描かれていく。

マ・レイニーをヴィオラ・デイヴィスが演じるほか、彼女のバンドの一員としてレコーディングに参加する野心家のトランペッター、レヴィーを今年の8月に亡くなったチャドウィック・ボーズマンが演じており、本作が彼の遺作となっている。レヴィーの音楽への情熱を見事に体現したボーズマンの演技を目に焼き付けておきたい。

■世界各国のドラマシリーズも話題作だらけ!
韓国からは注目のドラマシリーズが12月後半もめじろ押し。イム・シワンやシン・セギョン、少女時代のメンバーであるスヨンらが名を連ねるラブロマンス「それでも僕らは走り続ける」が配信スタート。決められたコースを歩んできた陸上選手の青年が、字幕翻訳家の女性との出会いをきっかけに、心のままに生きるようになるという内容だ。

「Sweet Home −俺と世界の絶望−」は、家族を失い引きこもりになった高校生が、引っ越した先のアパートで奇妙な怪物たちを相手に、生死を懸けた戦いに巻き込まれるというサスペンスホラー。「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」「ミスター・サンシャイン」などのヒット作を手がけてきたイ・ウンボクが監督であることからも、おもしろさに期待がかかる。

22日から配信スタートした「都会の男女の恋愛法」は、「サイコだけど大丈夫」が人気を集めたパク・シヌ監督によるロマンス。建築家の青年が、束の間の恋の相手となった自由奔放な女性を忘れられずに、大都会ソウルでの再会を願い…というもので、チ・チャンウク&キム・ジウォンといった人気俳優が共演を果たしている。

北欧からはノルウェー発の人気ヒューマンドラマの新シーズンとなる「ホーム・フォー・クリスマス:シーズン2」が開始。結婚のプレッシャーをかけられ、恋人を探さねばならなくなった主人公に巻き起こる騒動を描いていく。また、デンマークからは「はかなき世界」が30日(水)に配信スタート。1999年、学生バスが突然消える現場を目撃した少女が、21年後、生存者がいたことを知って事件を調べ始めるというミステリーだ。

このほかにも、アメリカからは人気のダークファンタジーの完結編となる「サブリナ:ダーク・アドベンチャー:パート4」(31日配信)など注目作がずらりと並んでいるので、時間のある年末タイミングでぜひチェックしてみてほしい。

文/サンクレイオ翼