スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、「ハリー・ポッター」シリーズのクリス・コロンバスが脚本を担当した『グレムリン』(84)。同作に登場した人気キャラクターのギズモと、主人公だったザック・ギャリガン演じるビリーが、清涼飲料水「マウンテン・デュー」の新CMで約30年ぶりに共演。長らく製作が噂されている続編を待ち侘びるファンの間で大きな反響が巻き起こっている。

光を嫌い、水に濡れるとたちまちに増殖。そして深夜12時過ぎに食べ物を与えると凶暴なグレムリンに変身してしまうという不思議な生き物“モグワイ”をクリスマスにプレゼントされた青年、ビリーに起こる騒動を描いた『グレムリン』は、公開されるや世界中で大ヒットを記録。なかでもビリーの相棒となるモグワイのギズモの愛らしい風貌が人気を博し、いまなおキャラクターグッズが販売されるほど。

今回のCMは「マウンテン・デュー」の新商品「ゼロ・シュガー」を宣伝する内容で、すっかり中年になったビリーとギズモがソファでくつろいでいるシーンから始まる。ギズモにせがまれて商品のペットボトルを渡すビリー。ごくごくと飲み始めるギズモだったが、その勢いで口元はびしょびしょとなってしまい、ギズモの体から分身が大量に放出されてしまう…。
ギズモとの久々の共演にギャリガンは、自身のTwitterに「オリジナルと同じくらい良い」という商品のキャッチフレーズにかけて、「もしかするとそれ以上に良い?僕とギズモの37年後の姿を見てくれ!」と喜びの投稿も。

ギズモの人気とは裏腹に、1990年に製作された『グレムリン2 新種誕生』が興行的に伸び悩んだことでなかなか実現せずにいたシリーズ第3作だが、2017年夏にはコロンバスが脚本の草稿を書き上げたと報じられ、さらに昨年秋には、コロンバスが現在作品の権利関係の処理に取り組んでいると明言。着実にプロジェクトが前進しているとみられている。

また年内にはHBO Maxで前日譚となるアニメシリーズ「Gremlin: Secrets of the Mogwai」の配信がスタート。1920年代の中国の田舎を舞台にした物語とのことで、第1作でビリーの父親にモグワイを売るミスター・ウィングの少年期が描かれるとのこと。

アニメシリーズと今回のCMによって注目度が増すことで、ついに第3作が本格的に始動することになるのか。続報が届けられることを楽しみに待ちたい。

文/久保田 和馬