『樹海村』(公開中)の清水崇監督が山本英夫の伝説的カルト漫画を実写映画化した『ホムンクルス』(4月2日公開)。綾野剛が主演を務め、成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽が出演する同作より、予告映像と本ポスタービジュアルが解禁。あわせてKing Gnuの常田大希が率いる音楽集団millennium parade がメインテーマを担当することもわかった。

本作は、心の闇が視覚化する衝撃のサイコミステリー。記憶も感情も失くした名越進(綾野)は、突然現れた研修医の伊藤(成田)の“生きる理由”を与えるという言葉に動かされ、第六感が芽生えるといわれる頭蓋骨に穴を開ける手術“トレパネーション”を受けることに。術後に名越が左目を通して見たのは、深層心理が視覚化され、人間が異様な姿に変貌した世界だった。名越は異形=ホムンクルスと化した人々の心の闇と対峙することで、自らの過去を紐解いていく。

予告映像では、伊藤による禁断の実験によって人々のトラウマと向き合うことになった名越が、記憶を失った謎の女(岸井)と知り合うも、伊藤から「もうあなたには彼女を守ることができない」と告げられ、必死の形相で走り出す様子が映しだされる。そしてメインテーマ「Trepanation」が妖艶なリズムを刻むなか、名越が血まみれになりながら何者かを見つめる姿や、かすかにほほ笑む謎の女、「100%の脳」のテロップ、金魚などの映像が矢継ぎ早に交差し、そのミステリアスな雰囲気に期待感が煽られる。

また、同時解禁された本ポスタービジュアルでは、「俺は、何を見てるんだ?」のコピーとともに、名越の右目を隠した象徴的なポーズが大胆に起用されている。

「Trepanation」は、millennium paradeが映画のために書き下ろしたもの。すでに2月10日発売のアルバムに収録されており、ネット上でも映画との関係をめぐり話題となっていた。さらにmillennium paradeにも参加するermhoi、江﨑文武が劇中音楽を担当している。

これら楽曲について、綾野は「ホムンクルスと作品マッチング純度100%のTrepanation」と語り、清水監督は「江﨑さんやermhoiさんからの予想を裏切る楽曲にも舌を巻いた…凄ぇのが上がってきた」と絶賛している。また常田は「“Trepanation”というめちゃくちゃに格好良い曲を書き下ろしました」と自信をのぞかせ、ermhoiは「刺激的です!お楽しみください!」、江﨑は「音楽によって立ち現れる“第六感の世界” も楽しんで頂けますと幸いです」とコメントしている。

実験の果てに見る人間の正体とは? 『ホムンクルス』が描く、記憶の先にある真実を見届けてほしい。

<キャスト・スタッフコメント>

●綾野剛(名越進役)

「ホムンクルスの驚愕の世界に迷い込んだ人間たちを、さらなる深淵に誘う猛毒を遥かに越える劇薬“Trepanation”が誕生しました。もはやmillennium paradeに限界は無いのか。ホムンクルスと作品マッチング純度100%のTrepanationを是非、映画館とNetflixで爆音体感してください」

●清水崇(監督)

「昨年1月、撮影中の歌舞伎町に常田さんがふらっと現れた。名越/綾野君の紹介だった。恥ずかしながら紅白に出るアーティストとも知らず、僕は挨拶した。その飄々としながら自信に溢れた佇まいに、自分の映画を『預けてみたい』と思えた。何故かはわからない。初めての事だった。江﨑さんやermhoiさんからの予想を裏切る楽曲にも舌を巻いた…凄ぇのが上がってきた。修正注文はほとんどせず、いい感じの映画が仕上がった。millennium paradeの“Trepanation”で始まる映画に痺れて欲しい」

●常田大希(メインテーマ)

「“Trepanation”というめちゃくちゃに格好良い曲を書き下ろしました。ホムンクルスの撮影にお邪魔した時に、偶然声をかけてきてくれたFriday Night Plansのマスミちゃん。今回そんな縁もあり、初めて一緒に音楽を奏でた訳ですが、こりゃあとんでもねえシンガーがおるもんだ、と驚愕。正に日本の宝です。そしてお馴染みブラザー綾野剛との2度目のタッグという訳で、まためちゃくちゃいい曲出来ちゃった訳で、まあなんて相性が良いのでしょうか。皆様公開をお楽しみに!」

●ermhoi (音楽)

「映画音楽はこれまで私にとって目標、そして野望でもありました。この素晴らしい原作をあの清水監督で再現する、そこに音を乗せられる。しかも文武との共作。なんて幸福な出来事なのだろうとずっと世界中に自慢して回りたかったのですが、ようやく解禁になりました! ホムンクルスの登場人物の複雑な感情と、非現実的と現実が混ざり合う視覚情報とを繋ぎ合わせる、“のり”のような役割ができていれば大変嬉しいです。刺激的です!お楽しみください!」

●江﨑文武(音楽)

「唯一無二の世界観を持つ作品と対峙すると、自分だけでは決してイメージすることの出来ない、特別な音と巡り逢うことが出来る。そんな感覚に包まれながらの作曲でした。映画化によって初めて可能になった、聴覚に向けた表現。音楽によって立ち現れる“第六感の世界” も楽しんで頂けますと幸いです」

文/足立美由紀