フィリップ王配が現地時間4月9日に亡くなったことを受け、全英各地において、様々な形で哀悼の意が表された。

ロンドンのウェストミンスター寺院は、現地時間9日午後6時から、王配が生きた99年間を称え、1分ごとに計99回、鐘を鳴らした。また現地時間10日の正午からは、海軍として、エディンバラ公として残した功績を称え、2分間の黙祷とともに、40分にわたって、スコットランドのエディンバラ城、ポーツマスやウェールズのカーディフ城、北アイルランドのベルファスト、ジブラルタル、タワーオブロンドン、洋上の海軍艦などから、41発の礼砲が放たれた。「BBC」などによると、礼砲が放たれるのは、14世紀から始まった儀式であり、ヴィクトリア女王など極めて重要な人物が亡くなった際にも行われた。軍人たちがマスクを着用しながら大砲を打ち、フィリップ王配と英王室に敬意を表した。

英王室の公式サイトによれば、エリザベス女王と政府関係者らの合意の元で、ロンドン郊外ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で、現地時間17日の午後3時から、1分間の黙祷の後、国葬ではなく小規模な「国民葬」が執り行われる予定だそう。

英国で正式な国葬が行われたのは、1965年に逝去したチャーチル首相が最後。ダイアナ妃やエリザベス女王の母、エリザベス皇太后など王室の配偶者は、国費を使用した国葬ではなく、英王室がアレンジする「国民葬」が執り行われており、エリザベス女王の伴侶として、また、生前のフィリップ王配の遺志を尊重したアレンジを行ったことも記されている。

密を避けるため出席するのは英王室関係者のみで、ジョンソン首相も出席しない意向。「The Telegraph」などは、出席者は30人とし、チャールズ皇太子夫妻、ウィリアム王子夫妻らのほか、ベアトリス王女とユージェニー王女の伴侶は欠席、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子も欠席するのではないかと報じている。「Evening Standard」などによれば、夏に第2子を出産予定のメーガン妃は、妊娠を理由に渡英しないが、ヘンリー王子はチャールズ皇太子と話をし、葬儀に出席する意向と、既に渡英の準備を済ませていることも明らかにしていると言われている。

ヘンリー王子夫妻のオプラ・ウィンフリーのインタビューから、1か月余りでヘンリー王子が渡英することになるため、「ヘンリー王子と英王室の関係修復の糸口となることを願う」といった報道もあるようだ。

またネットユーザーたちからも、「フィリップ王配の葬儀がなかったら、ヘンリー王子は渡英していない。王配が、自身の死をもってヘンリー王子と英王室の接点を作られた」「両親と引き離されたフィリップ王配は、何より家族の絆を望んでいるはず。目を覚ましてほしい」「ヘンリー王子の単身渡英はむしろ、メーガンコントロールを受けないためには好都合」といった声があがっている。

一方で、「もう関係修復は無理では」といった声や、メーガン妃の友人である米テレビ司会者が、ヘンリー王子夫妻との会話を通じ、チャールズ皇太子、ウィリアム王子とヘンリー王子の対話が徒労に終わったことを明らかにしたことを受け、「メーガン妃は米国からZoomで会話に参加するか、ヘンリー王子が家族と話したことをすべて話してしまうはず。信用できない」といった厳しい声も寄せられており、今後の動向が注目されている。

文/JUNKO