4月9日に99歳でフィリップ王配が逝去したことを受け、英王室は2週間の喪に服しているが、最愛の夫を亡くしたエリザベス女王が、わずか4日後の13日、対面での公務を行った。

これは、英王室の公務記録「コート・サーキュラー」の記録で明らかになったもの。「Daily Mail」などによれば、昨年、英王室で女王の公務などを取りまとめる最高職チェンバレン卿の職務を、これまで務めてきたピール伯爵が辞任することが決まっていたため、予定通り、ウィンザー城で返還の式典を主催したという。

王族が参加する各種式典を取り仕切っているのも、ピール伯爵を筆頭とする英王室内のチェンバレン卿オフィスで、「オペレーション・フォース・ブリッジ」という名称で呼ばれてきたフィリップ王配の葬儀計画を指揮してきたが、王配が逝去する1週間前に元情報局保安部トップのアンドリュー・パーカー男爵が、同職を引き継いでいた。

英王室にとって、最も重要な職務を担ってきたことは紛れもない事実だが、エリザベス女王が公務を行ったことについて、メーガン妃を非難しているジャーナリスト、ピアース・モーガンは、「Daily Mail」のコラムで、「信じられないほど自分にストイックで無私の人物だ」と驚きと共に絶賛。

安らかな眠りについたフィリップ王配の逝去について、エリザベス女王はフィリップ王配の退院後からある程度は覚悟していたと言われてもいる。末息子のエドワード王子の妻、ソフィー妃が「女王はとても気丈に振る舞っていた」と語っていたが、まだ実感がなく、またどんな時も奉仕の精神を忘れなかったフィリップ王配にも報いたい気持ちがあるのではないかと言われるが、さすがに4日目の公務は超人的。

「エリザベス女王は強靭な精神力の持ち主。誰にも真似できない存在だが、くれぐれも体調に気を付けてほしい」「いまは忙殺されているほうがさみしさが紛れるかもしれないが、ご高齢でもあり、17日の葬儀の後が心配だ」「身をもって私欲を捨てることをヘンリー王子夫妻に示しても、彼らに伝わっているかは疑問だ」といった声も寄せられている。

英国民のお手本ともなる存在ではあるが、英王室は、「“密”を避けるためにウィンザー城周辺などでの献花を避け、かわりにチャリティ団体に寄付してほしい」という意向を示したものの、イアン・マッケランをはじめとした多くの国民が、自ら花を手向けたいという思いから、ソーシャルディスタンスを保ちながら花束を手向けている様子が報じられており、なかなか思いは届かないようだ。

文/JUNKO