昨年から続く新型コロナウイルスの感染拡大の状況を受けて、これまでに様々な作品が公開延期になってきた。そんななかでもこの夏には数多くの話題作、注目作の公開が控えている。そこで今回、MOVIE WALKER PRESSでは今年の夏映画からオススメの作品を“夏にピッタリ”、“アジアの才能に浸る”、“人気シリーズ最新作”のカテゴリーに分けてピックアップ。見どころや注目ポイントとあわせて紹介したい。暑い夏を映画で乗り切るためにも、いまのうちに注目作品を抑えておこう!

■爽快な青春映画から大作アニメーションまで…夏にこそ観てほしい3本

東京リベンジャーズ (7月9日公開)

「週刊少年マガジン」で連載され、累計発行部数1450万部を超える和久井健の人気漫画「東京卍リベンジャーズ」を実写化。どん底の生活を送っていたフリーターのタケミチ(北村匠海)はある日、高校時代の恋人であるヒナタ(今田美桜)が殺されたことをニュースで知る。翌日、タケミチは何者かによって駅のホームで突き落とされるが、その瞬間、10年前の高校時代へとタイムリープ。不良に奴隷扱いされていた最悪な過去だったが、この時代にヒナタを救うチャンスがあると知り、タケミチはヤクザも恐れる危険な組織“東京卍會”を消滅させようと奮闘する。弱虫だけど固い信念を持つタケミチを北村が熱演するほか、山田裕貴、吉沢亮、杉野遥亮ら人気と実力を兼ね備えた若手キャストたちの共演も見逃せない!仲間を想う高校生たちの熱い友情に心動かされるのはもちろん、青春感たっぷりなタケミチとヒナタの夏祭りデートシーンなども、夏らしさ満載だ。

竜とそばかすの姫 (7月16日公開)

『時をかける少女』(06)、『バケモノの子』(15)、『未来のミライ』(18)などのヒット作を世に送りだしてきた細田守監督による劇場版アニメーション最新作。主人公は過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳のすず(声:中村佳穂)。彼女は全世界で50億人以上が集うインターネットの仮想世界<U>に「ベル」というアバターで参加し、心に秘めた歌声を披露したことで、あっという間に注目の存在になっていく。そんな時、<U>の世界で恐れられる竜の姿をした謎の存在が現れる。『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』(00)や『サマーウォーズ』(09)でインターネット空間を描いてきた細田監督が、より進化した世界として<U>を構築。そのコンセプトアートをイギリス人建築家でデザイナーのエリック・ウォンが担当するほか、ベルのキャラクターデザインを『アナと雪の女王』(13)などのジン・キムが手がける。夏にぴったりな冒険と感動に満ちたストーリーに注目だ!

サマーフィルムにのって 【8月6日公開】

第33回東京国際映画祭で上映されると話題を集め、世界各国の映画祭での上映も続々と決定した注目作。勝新太郎を敬愛する高校3年生のハダシ(伊藤万理華)は、キラキラの恋愛映画ばかりの映画部で、撮りたい時代劇が作れずにくすぶっていた。そんなある日、彼女の目の前に武士役にぴったりの凛太郎(金子大地)が登場。すぐさま個性豊かな仲間を集め、高校最後の夏休みに、文化祭でのゲリラ上映を目指して時代劇映画の撮影に着手する。映画作りのなかでハダシは凛太郎に淡い恋心を抱き始めるが、彼には未来からやって来たタイムトラベラーという秘密があった。元乃木坂46の伊藤が殺陣にも挑戦し、時代劇ヲタクのハダシを好演。恋に友情、SF展開に映画作りへの情熱など様々な要素がシンクロし、観る者に青春時代のきらめきや爽快な感動を届けてくれる。

■ 日・中スター共演作から韓国の人気俳優出演作まで…アジアの才能に浸れる3本

唐人街探偵 東京MISSION 【7月9日公開】

中国で公開初日に約10.1億元(約164億円)の興行収入を記録し、歴代1位の『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)を超える記録を叩き出した大ヒット作。東京を舞台にチャイナタウンの探偵コンビのタン・レン(ワン・バオチャン)とチン・フォン(リウ・ハオラン)、そして日本人探偵の野田昊(妻夫木聡)、タイの探偵で元刑事のジャック・ジャー(トニー・ジャー)らが勢ぞろいし、ヤクザ絡みの密室殺人事件解決のミッションに挑んでいく。中国のスター俳優として人気を誇るバオチャンとハオランのほか、日本から妻夫木、長澤まさみ、浅野忠信らが出演し、さらにタイのアクションスター、ジャーも参戦するなど、アジアのスターが結集。成田空港や歌舞伎町、秋葉原ほか関東各地で大規模ロケが実施された。

SEOBOK/ソボク 【7月16日公開】

『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)などで知られ、日本でも人気のコン・ユが主演するSFエンターテインメント。余命宣告を受けた元情報局員のギボン(コン・ユ)は、死を目前にし、明日への生を渇望していた。そんな時、国家の極秘プロジェクトで誕生した人類発のクローンである“ソボク(バク・ボゴム)”を護衛する任務が与えられる。しかし、任務早々に襲撃を受けたギボンとソボクは2人きりになってしまう。危機的な状況のなか、2人は少しずつ心を通わせていくが、人類の救いにも災いにもなり得るソボクを手に入れようとする闇の組織の追跡は激しさを増していく。本国韓国では初登場1位を記録。“死ぬことのない”クローンと“死から逃れられない”男。対極のさだめを生きる2人が迎える衝撃の結末を、ぜひ見届けて欲しい。

白頭山大噴火 【8月27日公開】

ハリウッドでも活躍するイ・ビョンホンとマ・ドンソク、「神と共に」シリーズのハ・ジョンウが共演した韓国発のディザスターアクション。朝鮮半島の南北に跨る火山、白頭山(ペクトゥサン)で観測史上最大の噴火が発生。75時間後、さらなる大噴火が予測され、韓国軍大尉チョ(ジョンウ)は火山の鎮静化を図る秘密作戦のため、北朝鮮の工作員(ビョンホン)を探すことに。噴火する白頭山や次々と崩壊していくソウル市内の高層ビル群を映像化したVFXは圧巻。北朝鮮に潜入し、命懸けのミッションに挑む特殊部隊員の活躍やガンアクションにもハラハラさせられる。

■待っていました!邦画、ハリウッドの人気シリーズ最新作3本

ザ・ファブル 殺さない殺し屋 【6月18日公開】

第41回講談社漫画賞一般部門に輝いた南勝久の同名コミックを映画化した『ザ・ファブル』(19)の続編。ボスから「1年間、誰も殺すな。“普通”に暮らせ」と命じられ、偽名を使い相棒のヨウコ(木村文乃)と兄妹のフリをして平和な毎日を過ごすファブル=通称アキラ(岡田准一)。だが、街では彼の標的になりながらも逃げ切った宇津帆(堤真一)が、凄腕の殺し屋である鈴木(安藤政信)とともに暗躍していた。それと時を同じくしてアキラは車椅子の少女ヒナコ(平手友梨奈)と出会うが、2人の運命は過去のある事件でつながっていた。伝説の殺し屋“ファブル”に扮する岡田をはじめ、木村、佐藤浩市らおなじみのメンバーは続投。さらに、ファブルの前に立ちはだかる新たな強敵を堤と安藤、ファブルと関係のあるわけありのヒロインを平手が演じる。主演兼ファイトコレオグラファーとして、製作初期段階からアクション作りに参加した岡田による攻めたアクションは必見!

クワイエット・プレイス 破られた沈黙 【6月18日公開】

音に反応して人間を襲う“なにか”によって荒廃した世界を舞台に、助け合いながら生きる家族を描いてサプライズヒットした『クワイエット・プレイス』(18)の続編。無事に出産を終え、“なにか”による強襲を生き延びたエヴリン(エミリー・ブラント)たち。しかし、最愛の夫を亡くした彼女は、生まれたばかりの赤ん坊と2人の子どもを連れて旅を続けなくてはならない。ノイズがあふれる外の世界で、敵か味方かわからないほかの生存者たちに遭遇する一家。そして、彼らを待ち受けるさらなる脅威とは…?『メリー・ポピンズ リターンズ』(18)のブラントがエヴリンを引き続き演じるほか、新たに『ダンケルク』(17)のキリアン・マーフィ、『チャーリーズ・エンジェル』(19)のジャイモン・フンスーらが出演。前作以上にパワーアップした恐怖にワクワクが止まらない!

ワイルド・スピード/ジェットブレイク 【8月6日公開】

全世界累計興収が5000億円以上という驚異的な数字を記録し続けるメガヒットシリーズの最新作。監督には、シリーズ3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(06)から6作目『ワイルド・スピード EURO MISSION』(13)までを手がけたジャスティン・リンが復帰し、ドミニク役のヴィン・ディーゼルをはじめ、ミシェル・ロドリゲス、クリス・“リュダクリス”・ブリッジスらおなじみの顔ぶれも出演。さらに、ハン役のサン・カンがカムバックするほか、 ヘレン・ミレンやシャーリーズ・セロンといったオスカー女優も再登場する。レティ(ロドリゲス)と幼い息子ブライアンの3人で静かに暮らしていたドミニク。だが、その平穏はいつまでも続かず、彼は世界を震撼させる陰謀を止めるため、凄腕の殺し屋で一流のドライバーである実の弟ジェイコブ(ジョン・シナ)と戦うことになる。愛する者たちを守るため、自身の過去の罪と向き合うことになったドミニクは、ジェイコブに勝つためロケットエンジンを搭載した小型車を手に入れる。

今回紹介した映画のムビチケ前売券(オンライン)は現在販売中。また、auスマートパスプレミアムでは期間中に新規入会すると、購入に使える1000円分のプロモーションコードがもれなくもらえるキャンペーンを、8月31日(火)16:59まで実施しており、上記話題作も初回実質500円で鑑賞できるチャンスとなっている。この夏に備えてチェックしてみてほしい。

文/サンクレイオ翼


■紹介した作品の公開スケジュール

6月18日(金) 『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』

6月18日(金) 『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』

7月9日(金) 『東京リベンジャーズ』

7月9日(金) 『唐人街探偵 東京MISSION』

7月16日(金) 『竜とそばかすの姫』

7月16日(金) 『SEOBOK/ソボク』

8月6日(金) 『サマーフィルムにのって』

8月6日(金) 『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』

8月27日(金) 『白頭山大噴火』