ディズニー映画『クルエラ』の公開直前イベントが5月25日に恵比寿ガーデンホールで行われ、主人公クルエラの日本版声優を務める柴咲コウが出席。本作の舞台がパンク・ムーブメント吹き荒れる70年代のロンドンとなることにちなみ、パンクファッションを披露し「映画のなかの印象的なシーンでクルエラが赤いドレスを身にまとっているので、私も赤で合わせてきました」と笑顔を見せた。

名作アニメーション『101匹わんちゃん』(61)に登場するディズニー史上最も悪名高きヴィランであるクルエラの誕生秘話を描く本作。ファッション・デザイナーになる夢を抱いた少女エステラ(エマ・ストーン)が、復讐心に満ちた“クルエラ”へと変貌していく姿を描く。5月27日(木)から映画館で、5月28日(金)からディズニープラス プレミア アクセスで公開される。

私利私欲のためなら手段を選ばない稀代の悪女、クルエラはヴィランとして恐れられる存在だが、柴咲は「日本版エンドソングの歌詞には“心の声に従う”というキーワードがありますが、私も“心の声に従う”ことが大切だなと日頃から思っていたので、まさにそういうところは共通する部分だと思います」とクルエラへの共感を吐露。「社会に必要とされるのも大切だけど、自分自身が味方であり、応援者で、支持者であるので、それでこそ自分が活かされると思う。これからも正直に生きていたいと思います」と自分を貫く大切さを語る。

さらに柴咲は、葛藤しながらも正直に生きようとするクルエラについて「悪役というところでフィーチャーされるけれど、今回はどうしてそうなったのかという理由に共感してくださる人がたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います」とアピールした。「“自分として生きていくんだ”というクルエラの覚悟が、強くて美しいなと思いました」と愛情を傾けつつ、「このタイミングで、この映画と出会えて良かったな」としみじみ。

「仕事として声を吹き込むということはもちろん、完成した作品を観た時にすごい勇気をもらえた」そうで、「“人からどう見られるか”と気にしがちだと思うんですが、それよりも“自分自身としてどう生きるか”というところに勇気をもらえたし、パワーを感じた。こういう時代だからこそ、いまだからこそ、皆さんに観ていただきたいなと思いました」と刺激をたっぷり受けた様子。「エンタメの力ってあるんだなとすごく実感しました」と力を込めていた。

文/成田おり枝