シリーズ累計興行収入100億円を突破し、いまなお語り継がれる2000年代の日本映画を代表する傑作「デスノート」。同作でライバル関係を演じた藤原竜也と松山ケンイチがw主演を務めるサスペンス『ノイズ』が2022年に公開されることが決定した。

2017年〜2020年に「グランドジャンプ」で連載された筒井哲也の同名漫画を原作とした本作。物語の舞台は絶海に浮かぶ孤島の猪狩島。過疎化に苦しんでいたこの島に暮らす青年、泉圭太が生産を始めた黒イチジクが高く評価されたことで地方創生推進特別交付金が支給がほぼ決まり、島民に希望の光が差し込む。そんななか、小御坂睦雄という男の登場で平和な日常が一変。小御坂の不審な言動に違和感を覚える圭太と、幼なじみの田辺純、新米警察官の守屋真一郎の3人。やがて圭太の娘の失踪を機に、彼らは小御坂を殺してしまう。

藤原が演じるのは、猪狩島の復興の期待を一身に背負いながら、島を訪れた元受刑者のサイコキラーを殺してしまう泉圭太。松山は圭太の殺人を隠蔽すべく、死体隠しに協力する幼なじみの田辺純を演じる。

メガホンをとるのは『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17)のような感動作から『ママレード・ボーイ』(18)などの少女漫画原作の映画まで幅広く手掛け、Netflixオリジナル映画『彼女』(配信中)も話題を集めている廣木隆一監督。

凶悪犯が持ち込んだ一滴の<ノイズ>によって呑み込まれていく平和な島に、どんな結末が待っているのか。そして日本映画界屈指の“ライバル”を演じた藤原と松山が、今度は“共犯”としてどんな演技バトルを見せてくれるのか。他の共演者などの続報に期待しながら、公開を待ちたい。

<キャスト・スタッフコメント>

●藤原竜也(泉圭太役)

「松ケンと作品で共演するのは本当に久しぶり。芝居に関しても、仕事への姿勢を見ていても、とても頼りがいのある役者になっていて、撮影中は僕自身が救われました。劇中では幼なじみの設定ですが、実際にも長年の付き合いがあるからこそ出せる独特な空気感を良い形に観せられたら良いですね。
廣木監督や廣木組のスタッフは一流の“職人”の様な方々で、もっと早く出会いたかったと感じられるほど、とても良い刺激を頂きました。コロナ禍の大変な時期ではありましたが、廣木組と出会い共に過ごした約1ヶ月間は、僕の財産になったと感じています。
『ノイズ”は、物語の序盤で起こる想定外の出来事を<隠し通せるか>という自分にとっても挑戦的な、新しいサスペンスです。揺れ動く人間の複雑な感情、未だ観たことのない独特な世界観を体感できる映画になっていると思いますので、ぜひご期待ください」

●松山ケンイチ(田辺純役)

「竜也さんとの共演は久しぶりですが、改めて演技の暴力に打ちのめされました。これがあるので竜也さんとの共演は楽しくて仕方がありません。知多半島ロケで沢山の方々に出会い、お世話になりました。作品は人との出会いで後戻りできなくなった人達の話です。どうぞお楽しみに」

●廣木隆一(監督)

「監督をするのが初と言ってもいいサスペンスな作品を新鮮な原作と強力なキャスト、スタッフで実現できて嬉しいです。日本特有の美しい風景も楽しめて、広く海外の方にも見て欲しい作品になったと思っています。また、今回初めて組ませてもらった藤原竜也さんと松山ケンイチさんの演技はヒリヒリするものが感じられて映画に深みをもたらしてくれたと思います」

●筒井哲也(原作)

「この度は『ノイズ』の映像化を企画していただき、ありがとうございました。原作者としても藤原竜也さんに、松山ケンイチさんと、いずれも素晴らしい豪華キャストの皆様が原作のキャラクター達をどのように演じていただけるのか、本当に楽しみで今から公開を待ち侘びております。また原作よりも一層尖ったサスペンスフルな展開になるとのことですので、すでに原作をお読みの皆様も一味違った劇場版『ノイズ』の世界を、是非お楽しみにしていただきたいと思います」

●北島直明(企画・プロデューサー)

「『ノイズ』というタイトルに惹かれ、この漫画を読んだ時に、“たった一人の人間の悪意(ノイズ)”がジワジワと拡がっていき、平和に暮らす人々の心の奥底に潜む悪意が呼び起こされ、歯車が狂っていくサスペンスフルな展開にゾクゾクしたことを未だに憶えています。この傑作を緊張感溢れる映画として成立させる為には、最高のスタッフ・キャストが必要だと思い、“人間の生々しい感情”を手練手管の演出で魅せる廣木隆一監督にオファーさせて頂きました。
そして、『藁の楯』『22年目の告白−私が殺人犯です−』でご一緒した藤原竜也さんには、絶対的な信頼があり、本作の主演を引き受けて頂きました。更に、もう一人の主演として、ずっとご一緒したかった、圧倒的な芝居力を持つ松山ケンイチさんにオファーをさせて頂きました。奇しくも『デスノート』で対峙していた2人が、今度は殺人の共犯者となり死体を隠すという事になりましたが、『デスノート』から15年経ち、着実にキャリアを積まれた、藤原さんと松山さんの共演は、とんでもないエネルギーを生み出し、緊張感、緊迫感溢れるサスペンス映画を完成させる事が出来ました。この2人の悪魔的芝居、絶対に見る価値アリです!」

文/久保田 和馬