芳根京子主演、寺島しのぶ、岡田将生、倍賞千恵子、風吹ジュン、小林薫ら豪華キャスト共演の『Arc アーク』(6月25日公開)。本作のメガホンをとった石川慶監督とキャスト陣がディスカッションを重ねる場面を収めたメイキングカットが一挙解禁となった。

『愚行録』(17)、『蜜蜂と遠雷』(19)の石川監督が芳根京子を主演に迎え作り上げた本作の原作は、21世紀を代表するSF作家ケン・リュウの傑作短篇小説「円弧」(ハヤカワ文庫刊)。人類にとって全てが初めてとなる不老不死の世界を描いた、驚嘆と不思議(=センスオブワンダー)に彩られた壮大なるエンターテインメント作品が誕生した。

解禁となったのは、主人公リナを演じる芳根、リナの人生の師エマを演じる寺島、天才科学者でリナの最愛の人、天音を演じる岡田らが石川監督とディスカッションを重ねる場面を収めたメイキングカット。近未来を舞台にしながらもパソコンやスマートフォンなど現代的なガジェットを登場させず、かつてない挑戦的でスタイリッシュなアイディアが詰め込まれ、誰も観たことがない斬新なチャレンジとなった本作。誰も答えを知らない未来を描いた物語だからこそ、俳優陣にとっても想像力が試されるチャレンジングな作品であった本作の撮影を乗り越えられたのは、石川監督への信頼と出演者たちのチームワークがあったからこそ。

解禁されたメイキング写真には、人生のパートナーとして共に生きることを選んだリナと天音を演じる芳根と岡田が、真剣な顔つきで監督の演出に耳を傾ける様子や、人々の尊敬を集めるアーティストのエマを演じる寺島が監督と楽しく談笑をする様子が収められている。

芳根は「石川監督と二人三脚で走り切った!」と話し、脚本を読んだだけではわからない部分もあったという寺島は「現場で石川監督と話していると、彼の中にあるヴィジョンに身をゆだねれば大丈夫って思えた」とコメント。また、石川監督作品への出演を待ち望んでいたという岡田も「現場での石川監督との会話はとても楽しく、どんな些細なことでもお話しながら役と向き合うことができ、とてもやりやすい現場でした」と振り返り、出演者たちが声を揃えて石川監督へ厚い信頼のコメントを残しているのが印象的だ。

芳根が「全く新しいジャンルの映画を観たという気持ちになりました。そして観終わってしばらくしてから、ジワーッと心に沁み込んできて涙が流れました。絶対に妥協しない石川監督だから、リナを創れたのだと思います。監督と一緒に挑戦させていただけたことが本当にうれしかったです!」と語る自信作。日本映画界に新しい風を吹かせるであろう映画『Arc アーク』の公開が待ち遠しい。

文/タナカシノブ