1968年からの3部作、平成版の『妖怪大戦争』(05)に続き、令和版としてスケールアップし、8月13日(金)に公開となる『妖怪大戦争 ガーディアンズ』。7月1日に平成版の主演を務めた神木隆之介と、令和版の主演を務めた寺田心、三池崇史監督登壇によるバトンタッチセレモニーが神楽座で開催された。神木は寺田について「当時の僕とはまったく言葉遣いも違うし、すごいです。本当にしっかりした方だなと」と感心しきりだった。

『妖怪大戦争 ガーディアンズ』では、20XX年、列島を南北に縦断する断層、大地溝帯=フォッサマグナから現れた「妖怪獣」により、人間界に未曽有の危機が訪れる。そんななかで、伝説の武神「大魔神」を復活させようと、古代の妖怪ハンター、渡辺綱の血を継ぐ宿命の兄弟たちが冒険に身を投じていく。寺田が主人公の渡辺兄(ケイ)役を演じた。

三池監督が「俺が監督したわりには、みんなに愛してもらえる映画になったなと」と言うと、主演の寺田が「数え切れない妖怪が登場し、1匹1匹が魅力的。世界中の妖怪がいっぱいいますのでお楽しみに」としっかり作品をアピールした。

続いて、平成版の『妖怪大戦争』の主演を務めた神木が、肩に妖怪すねこすりを乗せて登場。
神木は『妖怪大戦争 ガーディアンズ』を観た感想について「迫力のレベルが段違いでした。CGとか日本の妖怪とか細かいディテールも、本当に存在して見えてるんじゃないかと思えるような感じで、夢と現実の間にあって、冒険できた気持ちになりました」とコメントしたあと、肩のすねこすりに「ね、なったよね」と話しかけ「なった、なったとすねこすりが言っております」と言って笑いを誘った。

寺田は、神木が演じた『妖怪大戦争』を観た感想について「神木さんに自分を投影して、物語に引き込まれていきました。神木さんの絶妙な演技というか、お芝居に」と心から称えると、神木は「めっちゃうれしいです」と喜んだ。

三池監督は2人の集中力がすばらしいと感心し「共通点があって、人の言うことを理解し、やってのける能力がある。仕事としてやってるというよりも、求められてやってOKとなり、周りを喜ばせるのが好きなんだなと思う。違うところは若干あって、寺田心さんの場合、やや集中力が落ちるタイミングが早い。隆の場合は、ずっと神木隆之介という人間として、キャラクターとしている。だから現場でカッパ(阿部サダヲ)にキューリをあげてた。どこまでもわかってるんだなと」と違いも述べた。

その後、神木が『妖怪大戦争 ガーディアンズ』にも加藤先生役で出演していることが発表され、2人は大きなバトンを手にした。神木が「純粋に応援しています」と寺田にエールを送ると、寺田は「バトンはすごく重たかったですけど、いろんな想いが詰まったバトンだと思います。改めてしっかりと受け止めたいと思いました」とここでも大人びた発言をして、また神木や三池監督をうならせた。

取材・文/山崎伸子