フォッサマグナから現れた巨大な“妖怪獣”によって未曾有の危機が訪れるなか、世界を救う勇者に選ばれた少年と妖怪たちが繰り広げる大冒険を描く『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が8月13日(金)より公開。日本の妖怪たちはもちろん、“鬼”や海外のモンスターにいたるまでグローバルな魑魅魍魎が一堂に会する本作から、インパクト抜群のキャラクターたちの一部を紹介していきたい。

現在開催中の「妖怪・特撮映画祭」で4K修復版が上映されている昭和の「妖怪三部作」と、2005年に興行収入20億円のヒットを記録した平成の『妖怪大戦争』と時代を跨いできた妖怪たちが、令和の新たな時代にスケールアップしてスクリーンに帰ってきた本作。伝説の妖怪ハンターの末裔にして、妖怪獣に対抗できる最終兵器“大魔神”を復活させる力の持ち主である気弱な少年の渡辺ケイを寺田心が演じ、大沢たかおら豪華実力派俳優たちが特殊メイクで妖怪に大変身していることも大きな話題を集めている。

■個性的で気のいい連中ばかり!日本の妖怪たち

日本の妖怪たちの総大将を務めるのは、大きな頭が特徴的なぬらりひょん(大森南朋)。頭脳明晰で頼りがいのあるリーダーながら、ちょっぴりひょうきんで憎めない存在だ。赤ん坊を抱いた姑獲鳥(安藤サクラ)は愛情深く子どもに優しいお母さん的存在。ケイの身を案じ、ケイの弟ダイを過保護なまでに心配する一面も。

真っ赤な顔と毛が目を引く猿の妖怪・猩猩(大倉孝二)は、なぜか和歌山弁を操る妖怪界切手のツッコミ役で、なにかと騒々しいチームのムードメイカー。そして同じ種族の軍団を率いる天狗(三浦貴大)は、一見キレ者と思わせて実は抜けたところもあるというギャップの持ち主。

また妖怪の世界に迷い込んだケイを厳しく導くのは謎の剣士・狐面の女(杉咲花)。お面の下の素顔や能力など、その正体は謎に包まれているが一体…。さらに冒険の道中でケイに同行するのは、逆のことばかり話すひねくれ妖怪の天邪鬼(赤楚衛二)。白いガラケーが唯一の友だちの天邪鬼だったが、ケイと過ごすうちに内面に変化が…?2人の関係性にも注目だ。

■敵か味方か!?“鬼”や世界中のモンスターも参戦

妖怪獣を止めようとするケイに「余計なことはするな!」と忠告しにくるのは、狸の大妖怪・隠神刑部(大沢たかお)。人間を憎み、大魔神を復活させようとする妖怪チームとも度々ぶつかり合う。しかもなぜか鬼の一族とも通じているようだ。

そんな鬼の一族の先頭に立ち、ケイを執拗に追いかけ回すのは茨木童子(SUMIRE)。高専的な武闘派集団だが、かつてケイの先祖である妖怪ハンターの渡辺綱にこっぴどくやられた過去を持ち、その末裔であるケイを目の敵にしているとか。

ほかにも夜道怪(遠藤憲一)や小豆を水洗いするだけの小豆洗い(岡村隆史)、目玉が両手についている手の目や一つ目小僧など個性的な妖怪たちが登場。さらに世界妖怪会議「ヤミット」のシーンでは、ピエロやサイクロプス、ドラキュラ伯爵、フランケンシュタイン、ゾンビ、トロール、人魚といった世界中のモンスターたちが結集。

■子どもたちが考えたオリジナル妖怪や、日本特撮を象徴する大魔神も!

一度は聞いたことのある妖怪やモンスターだけでなく、本作には「角川むさしの妖怪絵コンクール」に応募した所沢市の子どもたちが作りだしたオリジナル妖怪も登場。ちょっぴりダークな雰囲気を持ちながら、どこかキュートで子どもたちの夢が詰まったダークネコや中富の風、そしてガドガワ。どんなシーンで登場するのか注目だ。

そしてもちろん、55年ぶりにスクリーンに登場することで話題の大魔神からも目が離せない。世界中からアスリートたちが集まる大規模なスポーツの祭典が行われるこの夏、映画館では世界中の妖怪やモンスターが入り乱れる超ド級のバトルが展開。是非とも映画館に足を運び、妖怪たちによる“観る夏祭り”を思いっきり楽しんでほしい。

文/久保田 和馬