勇者に選ばれた少年と個性豊かな妖怪たちが巨大な“妖怪獣”に立ち向かう、大人から子どもまでドキドキしながら楽しめる、夏休みにぴったりの映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が8月13日(金)から公開。この連載「妖怪大図鑑」では、本編に登場する妖怪&人間たちを一挙に紹介。映画の予習にはもちろん、映画を観たあとに気になったキャラクターのトリビアまで丸わかり。ちょっとコワくて、どこか憎めない、お気に入りの妖怪を探してみよう!

『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は、伝説の妖怪ハンターの血を引く気の弱い小学生、渡辺ケイ(寺田心)が廃校の神社で赤いおみくじを引いたことから始まる物語。フォッサマグナから現れた巨大な“妖怪獣”を倒すため、勇者を待ち望む妖怪たちの世界へ導かれていくケイが冒険のなかで出会うのは、見た目も個性も様々な妖怪たち。ケイと妖怪たちは妖怪獣に対抗するため、最終兵器“大魔神”を復活させることに。

■第3回:破風なき家の子・渡辺ケイ

今回紹介するのは人間のキャラクター。この物語の主人公で、所沢市の小学校に通う気弱な小学5年生の渡辺ケイだ。“破風なき家の子”として迫り来る妖怪獣を倒すために白羽の矢が立てられることになるのだが、ちょっとした手違いで弟のダイが妖怪たちに連れて行かれてしまう。そして弟を助けたい一心で勇者としての片鱗を見せていく…。ちなみに“破風なき家”とは、かつて妖怪ハンターの渡辺綱が自宅に押し入った鬼を返り討ちにした際に、鬼が破風(日本家屋の三角屋根の端にある三角形の部分)を破って逃げだしたという言い伝えから、破風なき家の子=渡辺綱の末裔を表している。

13歳にして芸歴10年。国際的な評価も獲得し、いまや天才子役としてその名を馳せる寺田は、ケイという役柄について「“クラスにこんな子いたな”と思える等身大の男の子」とコメント。劇中では初めて本格的なアクションにも挑戦しており、ケイと同じように怖いものが苦手なのだとか。そんな子どもらしい一面も持つ寺田だが、本作のメガホンをとった三池崇史監督からは「大人の心を見抜いているんじゃないかと思う。ピュアな心を持っている妖怪、寺田心」と評されたことも。

そんな寺田が全力で楽しみながら演じたケイ。お兄ちゃんとして弟を救い、勇者として世界を危機から救うことができるのか。『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は、妖怪だけでなく人間キャラクターにも注目だ!

文/久保田 和馬