ヘンリー王子夫妻への攻撃を緩めることなく、InstagramやTwitterでの投稿を続けている英国人ジャーナリストのピアース・モーガンが、24日の「Daily Mail」のコラムで、自身が新型コロナウイルスに感染していたことを明らかにし、ワクチン接種を訴えている。

現地時間7月11日、英国のウェンブリー・スタジアムで、ユーロ2020(サッカー欧州選手権)の決勝戦が行われた。これについてモーガンは、「最後にイングランド代表が決勝戦まで勝ち抜いたのは、自分が1歳4か月の時以来。しかもホームグラウンド。行くっきゃない」と決意。しかし、20時からの試合に対し、チケットが手に入らなかった何万人もの人々が朝の6時ごろからスタジアム近辺に結集。そんなカオス状態をテレビで見ていたモーガンの妻は、感染の危険性を考え、スタジアムで観戦しない選択をしたという。

これまで幾度となくVIP席でサッカー観戦をしていたモーガンだが、今回は一般席での観戦。既に2度のワクチン接種を終えたモーガンは、「観客には2度のワクチン接種、もしくは48時間以内の陰性証明が義務付けられていた」ことから安心できる観戦だと判断し、息子3人と共にスタジアムに到着した。すると見知らぬ男性がモーガンに話しかけ、ゲートにいた係員に「僕はモーガンのセキュリティガードだ。彼の安全面が心配だから中に入っていいか?」と聞いてきたという。すると係員は、ワクチン接種や48時間以内の陰性証明書などの提示を求めることなく入口を開けたため、チケットを持たないその男性のみならず、その知り合いたちが一気に会場内になだれ込んだのだという。

モーガンによれば、飲んだり食べたりしている時間以外はほとんどマスクをしていたものの、お酒が入っていい気分だったことや、「観客は厳しいルールのもとでここに来ている」と自分に言い聞かせ、すれ違った人たちに声を掛けられるとセルフィーに応じた。またコメディアンの友人から頼まれて、両手に華で女性2人との写真に応じていたことも認めている。

観戦の2日後の13日に体調不良を感じ、夜には38度9分の発熱。くしゃみも止まらず、鼻ぬぐいテストで陽性を確認。翌日の昼には39度5分まで熱が上がり、15日にはPCR検査の結果が陽性となり、コロナ感染が確実になった。16日の夜までは高熱に悩まされたが、熱が下がったため、18日に大好きなワインを飲んだが、味もにおいも感じなかったという。

自宅待機の間、次第に症状は咳に変わり、23日に医師から、だるさ解消のためステロイド薬を処方してもらったというモーガン。24日に隔離生活を終えるにあたり、現状を赤裸々に綴っている。

「9日に(セレブ)友達の誕生日を友人らと屋外で祝ったため、参加者全員に自分の感染を知らせたが、全員陰性だった。サッカースタジアムは、実際にはチケットなしで、ルールを守らずに観戦していた人がいたのが現状だった。まったく安心安全ではなかった。私はサッカー観戦で感染したんだ」「大人になってから経験した病気のなかで最悪だった。でも56歳という年齢を考えれば、いまこうして生きているのはワクチンのおかげと言える。アストラゼネカのワクチンを早急に開発してくれた科学者に感謝しかない」と記しており、「とにかくワクチンを接種して」と締めくくっている。

決勝戦では、英政府は実験的な試みとして、ウェンブリー・スタジアムの収容人数9万人に対して、6万5000人を動員。その後、1日の新規感染者数は5万人にまで達した。それでも英政府は19日に規制を全面的に解除したが、24日まで新規感染者数は5日連続で減少。今後の動向が注目されている。

文/JUNKO