『太陽』(16)や『散歩する侵略者』(17)を生み出した前川知大主宰の劇団「イキウメ」の人気舞台を、『シュシュシュの娘』が公開中の入江悠監督のメガホンで映画化する『聖地X』(2021年秋、劇場・配信同時公開)。このたび本作のキャスト情報が解禁。岡田将生が主演を務め、川口春奈がヒロインを務めることが発表された。

本作は『犬鳴村』(20)など「恐怖の村」シリーズのプロデュースチームと『22年目の告白−私が殺人犯です−』(17)のロボット、韓国のB.A.エンタテインメントがタッグを組んだホラー作品。夫との生活に嫌気がさし、離婚を決意した東要は、日本を飛び出して兄の山田輝夫が住む韓国の別荘へと向かう。共に過ごすこととなった兄妹だったが、2人は“入った者は精神を病み常軌を逸して、奇妙な死を遂げていく”と言われる「聖地X」に知らず知らずのうちに足を踏み入れてしまう…。

第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(公開中)での演技も高い評価を集めている岡田が演じるのは、突然やってきた妹に驚きながらも迎え入れる兄の山田輝夫役。「日本のスタッフ、そして韓国のスタッフ共同で作る映画は海を越えても映画愛を感じる撮影の日々でした」と振り返る岡田は、「この映画、一癖も二癖もある映画になっています。一度でもこの映画に触れたら癖になる事間違いありません」と自信たっぷり。

また、大河ドラマ「麒麟がくる」で注目を集め、2022年度前期の連続テレビ小説「ちむどんどん」への出演も決まっている川口は本作のヒロインである妹の東要役。「どんな映画なのかって説明するのが難しい内容になってはいますが、怖かったり不気味だったり考えたりハラハラしてもらえるんじゃないかと思います」と語った。
入江監督の劇場版作品出演は初めてとなる2人が、未曾有の恐怖を前にどんな表情を見せてくれるのか。大いに期待しながら、本作から届けられる続報に注目していきたい。

<コメント>
●岡田将生
「入江監督の気概に溢れている姿についていくスタッフ、キャスト。その内の1人でいれた事がなにより心躍る日々でした。入江監督とは撮影を通して密にお芝居、映画についてよくお話させていただき、信頼できる監督です。また新たな一面を引き出してもらえた気がします。日本のスタッフ、そして韓国のスタッフ共同で作る映画は海を越えても映画愛を感じる撮影の日々でした。迎え入れてくれたスタッフには頭が上がりません。
異国での1か月の撮影は当初不安でいっぱいでしたが、コミュニケーションを取るにつれて団結していく現場は映画ならではの空気だったのではないかと思います。この映画、一癖も二癖もある映画になっています。一度でもこの映画に触れたら癖になる事間違いありません。是非ご覧ください」

●川口春奈
「入江さんの世界観は以前からファンでした。久しぶりにご一緒できてなによりうれしかったのと、入江さんワールド全開の作品でワクワクしました。なかなか全編海外で撮影することはないので新鮮でした。現地のスタッフさんも多数いるなか、なによりコミュ二ケーションを大切にしました。ご飯は美味しくて人は優しくて、恵まれた環境の中お仕事させてもらえたことに感謝です。
どんな映画なのかって説明するのが難しい内容になってはいますが、怖かったり不気味だったり考えたりハラハラしてもらえるんじゃないかと思います。皆さんの感想がとても気になります」

●入江悠
「岡田将生さんとはいつか必ず映画でご一緒したいと思っており、今回ようやく念願が叶いました。川口春奈さんとはドラマでご一緒して以来でしたが、とても難しい役を見事に演じてくれました。オール韓国ロケ、日韓キャスト・スタッフ編成の撮影を素晴らしいチームワークで撮りきれたのも、お二人の実力によるところが大きいと実感しています。観たことのないスゴい映画になっています。ご期待ください」

文/久保田 和馬