等身大の20代が感じる恋愛の危うさ、歯がゆさを描く映画『わたし達はおとな』が2022年6月10日(金)に公開されることが決定。主演の木竜麻生、共演の藤原季節、加藤拓也監督のコメントも到着している。

本作は、新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“いま”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト“(NOT) HEROINE MOVIES”=ノット・ヒロイン・ムービーズの第一弾。主演を務めるのは、『菊とギロチン』(18)で映画主演デビューし、『鈴木家の嘘』(18)でもヒロインを務めた木竜。また『his』(20)、『佐々木、イン、マイマイン』(20)、『くれなずめ』(21)など、注目作への出演が続く藤原が共演する。監督は、「平成物語」や「部活、好きじゃなきゃダメですか?」、「俺のスカート、どこ行った?」など数々のテレビドラマの脚本を手掛けてきた加藤拓也が担当。オリジナル脚本による長編映画が今回が初となる。

大学でデザインを学ぶ優実(木竜)はある日、自分が妊娠していることを知る。直哉(藤原)という恋人がいるものの、子どもの父親が彼であることに確信を持てずにいた。現実を直視し悩むふたりは、次第にすれ違っていってしまうのだった。

本作の制作にあたり加藤は「私たちの生活を非日常で俯瞰して体験する、そんなことがテーマ。これは生活の映画なのです」とテーマについてコメント。また「今回は普段から一緒に演劇をやっている人たちと稽古をして稽古をして、リテイクをしてやり込んだ結果の生感というもの、だからつまりライブ感ですよね」と制作時のこだわりもあわせて語っている。
主演の木竜は「『“生活”や“暮らし”がそこにある』『表と裏だけじゃなくて、もっといくつも面があるんだと思う』加藤監督が言っていた言葉を心に書き留めて、相手と役と自分と向きあってみた」、藤原は「木竜麻生さん演じる優実と一緒に、傷つけあったり笑ったりしながら、この物語を駆け抜けた。優実がそこに存在していたということは、僕の癒えない心の傷がずっと証明している」と、役に対する想いをコメントしている。

恋人との衝突や、元カノの存在、ゆきずりの関係…、そんな20代の“等身大”を描いた本作。もろく崩れやすい日常、“少女”から“女性”になる過程といった、若者たちの人生の一部を丁寧に切り取った甘くせつない『わたし達はおとな』の今後の行方にも注目したい。

<スタッフ&キャストコメント>

●加藤拓也(監督)

「演劇と映画は全く違いますし、自分が演劇で良しとしているものがどうすれば映像の中でもできるのかまだわかっちゃいませんが、今回は普段から一緒に演劇をやっている人達と稽古をして稽古をして、リテイクをしてやり込んだ結果の生感というもの、だからつまりライブ感ですよね。生イコール演劇ではございませんが、私たちを通じて私たちを見つめる、とにかく生活がそこにあると思える生活の映画が出来上がったのではないかと思っております。私たちの生活を非日常で俯瞰して体験する、そんなことがテーマの映画です。一口にラブストーリーと言われてしまえばそれまでなのですが繰り返し言わせていただきますとこれは生活の映画なのです。ドキュメンタリーじゃないですよ。アドリブもないですよ。映画だから。」

●木竜麻生(優実役)

「『"生活"や"暮らし"がそこにある』『表と裏だけじゃなくて、もっといくつも面があるんだと思う』加藤監督が言っていた言葉を心に書き留めて、相手と役と自分と向きあってみた。ある時、たくさんの人に守られているような初めての感覚の中で、見たことのない顔をした自分がいた気がしました。あのアパートや道端、そしてそこのカフェ。あらゆるところにこの映画の中の人たちがいるんじゃないか....そんな気がしています」

●藤原季節(直哉役)

「加藤拓也監督の書いた物語にこれまで多く参加してきたが、そのたびに文字通りボロボロになった。彼の脚本や芝居は、基本は技術的な積み重ねの上に成り立っているが、最後には激しくエモーショナルな部分で戦うことを自然に求められる。それでいつもボロボロになるわけだが、『わたし達はおとな』ではそのボロボロ具合がいつもとは比にならなかった。木竜麻生さん演じる優実と一緒に、傷つけあったり笑ったりしながら、この物語を駆け抜けた。優実がそこに存在していたということは、僕の癒えない心の傷がずっと証明している」

文/鈴木レイヤ