司馬遼太郎の国民的ベストセラー歴史小説を映画化した『燃えよ剣』(10月15日公開)の公開直前イベントが10月7日に上野東照宮で開催され、岡田准一、山田涼介、尾上右近、松下洸平が登壇。岡田が本作の撮影で花粉症デビューしたことを明かした。

土方歳三を主人公に、新選組の志士たちの知られざる人生と幕末という激動の時代を描く本作。新選組が仕えた十五代将軍・徳川慶喜が祀られている上野東照宮で大ヒット祈願を行ったこの日。新選組を統率し、最後まで新選組のために戦い抜いた副長、土方歳三役を演じた岡田は「このようなすばらしい歴史ある場所で、このメンバーと一緒に祈願をできてすごく幸せでした。公開まであと1週間ということで、身が引き締まる想いです」と力強く語っていた。

撮影を振り返ることになると、岡田は「僕は『燃えよ剣』の撮影で花粉症が始まったんです」と告白。松下が「元年ということですよね?」と話すと、岡田は「元年です。思い出の」と笑い、「右近さんがいいお茶を紹介してくださった。そのお茶を飲むことで、なんとか乗り切れた」と明かす。右近は「うわ、覚えててくださったんですね!うれしい!鼻高々です」と大喜びだった。

「岡田さんからたくさんアドバイスをいただいた。たくさん助けていただいた」という松下は、「隙あらば岡田さんのそばにくっついて、いろいろなお話をしながらスキンシップをとらせていただいた」と感謝しきり。一緒に過ごすなかでは岡田が鋭い目つきをしている瞬間もあったそうだが、「岡田さんがお着物の袖口にさっと手を入れた。『あ、殺される!』と思った。そうしたら(たもとから)鼻炎のシュッシュ(スプレー薬)が出てきた。土方歳三はここにたぶん(鼻炎薬)入れない」と話し、会場も大爆笑。岡田は「そうですね。土方歳三、だいたいここに鼻炎薬が入ってます!」と認めて、さらに周囲の笑いを誘っていた。

天才的な剣豪で土方を兄のように慕う若く美しき剣士、沖田総司役を演じたのが、本格時代劇初挑戦の山田。数々のかっこいい男たちが出てくる本作にちなみ、「あなたにとってのかっこいい男は?」と聞かれるひと幕もあったが、山田は「芯のブレない人」と回答。「発言に責任を持って、それを貫き通す人は見ていてもかっこいい。そう思わせてくれたのは、岡田さん。現場での姿勢を見ても、こういう大人の男になりたいと(思った)。僕はあまり人に対してそういう想いを抱かないタイプなんですが、先輩だからとかじゃなくてそう思っています」と岡田が目標だと語る。岡田は「いい子だな〜。すごいよね、いい男ですよ。できた後輩」とうれしそうに目尻を下げていた。

取材・文/成田 おり枝