『この世界の片隅に』(16)や『私をくいとめて』(20)の女優のんが、脚本・監督・主演の3役を務めた長編映画『Ribbon』の公開日が2022年2月25日(金)に決定。このたび本作の予告映像が解禁され、あわせてサンボマスターが主題歌を担当することも発表された。

本作はコロナ禍で卒業制作展が中止になり、青春を奪われていく学生たちの悲しみを目の当たりにしたのんが自ら企画した青春ストーリー。物語の舞台はコロナ禍の2020年。主人公のいつかが通う美術大学でも卒業制作展が中止となり、悲しむ間もなく作品を持ち帰ることに。心配してくれる父母とも衝突し、なにも手につかずにいたいつかは、絵を描くことに夢中になったきっかけをくれた友人との再会や、親友の平井との本音の衝突によって、未来をこじ開けるために動きだしていくことに。

このたび解禁された予告へ映像では「世の中の人たちみんな、芸術なんか無くたって生きていけるんだって」という主人公いつかの印象的なセリフから始まり、山下リオ演じる平井との衝突や、渡辺大知演じる公園で出会う男との交流などが映しだされていく。そして、のん発案のもと『シン・ゴジラ』(16)の樋口真嗣と尾上克郎の豪華タッグが実現し、特撮を駆使して撮影された“リボンアートによる感情表現”の一部も確認することができる。

そしてあわせて、のん主催の音楽イベント「のん、KAIWAフェスVol.1〜音楽があれば会話が出来る!〜」で共演したスリーピースロックバンドのサンボマスターが主題歌を担当することも発表。のんからの熱烈なオファーを受け、その想いに応えて書き下ろした新曲「ボクだけのもの」が、背中を押してくれる前向きな歌詞と圧倒的な熱量に乗せて本作を彩っていく。

その楽曲に、のんも「私の想像の何倍も超えて、ものすごい威力を持って送られてきました。こんな感動にはそんなに巡り会えない気がしています。自分の想いも晴らしてもらえたような気分になりました」と大絶賛。どのような楽曲に仕上がっているのか期待しながら、さらなる続報を楽しみに待ちたい。


<コメント>

●のん(監督・主演)

「サンボマスターさんの曲は、とんでもないエネルギーがあります。私自身、落ち込んだ時とか自分を焚き付けたい時、サンボさんの曲を聴いて自分を奮い立たせます。そして、熱い映画を観た後にかかるサンボマスターさんのエンディングテーマは最強です。泣きます。

今回の映画は、コロナ禍で悔しい思いをした学生の皆さんの無念を晴らしたいという願いがありました。サンボさんに曲を作っていただけたら、みんなの想いを熱く包んでくれるようなエールを送ってくださるんじゃないかと、お願いさせていただきました。

『ボクだけのもの』は私の想像の何倍も超えて、物凄い威力を持って送られてきました。こんな感動にはそんなに巡り会えない気がしています。自分の想いも晴らしてもらえたような気分になりました。『Ribbon』という映画と共に、『ボクだけのもの』という曲がかかることを、心からうれしく思います」

文/久保田 和馬