『ダージリン急行』(07)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)のウェス・アンダーソン監督最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2022年1月28日公開)より、ストーリー予告、場面写真、メイキング画像が一挙解禁。さらに、ウェス作品初参加となるティモシー・シャラメのコメントも到着した。

ウェス・アンダーソン監督の長編第10作目を飾る本作の舞台は、20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部。一癖も二癖もある才能豊かな記者たちが活躍し、国際問題からアート、ファッションから美食に至るまで深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気を獲得。ところが、編集長が仕事中に急死、遺言により廃刊が決まってしまう。果たして、何が飛び出すか分からない追悼号にして最終号の、思いがけないほどおかしく、泣ける、その全貌とはーー?

公開となったストーリー映像は、フランシス・マクドーマンド扮するジャーナリスト魂を貫くルシンダ・クレメンツ、ティモシー・シャラメ演じるルシンダの友人の息子でカリスマ性を放つ学生運動のリーダー、ゼフィレッリ・B、リナ・クードリが演じる気の強い会計係のジュリエットらが登場する「宣誓書の改訂編」。舞台となる1960年代の個性的なキャラクターに扮し、ウェス・アンダーソンの世界観にすっかりと染まったマクドーマンド、ティモシー、リナら豪華キャスト陣の姿がお披露目。入浴中に宣言書の校正“だけ”をルシンダに依頼する、若々しくて可愛らしいゼフィレッリの姿にも注目だ。

シャラメは「ネジや針金のひとつひとつが機能し、それぞれの部署のスタッフの誰もが協力しています。監督はもちろんいつも刺激的です。舵取り役としては手強いところもあります。というのは、俳優陣とスタッフはボヘミアンのサーカス集団のような雰囲気だからです。でも、全てが機械仕掛けのように回っていきます。全員が監督の構想のもとに団結し、それを叶えるための献身を惜しみません」と撮影現場の様子を振り返っている。

シャラメ、リナの他にも、ベニチオ・デル・トロ、クリストフ・ヴァルツといったウェス作品初出演のキャスト陣の活躍に期待が高まる本作。劇的な結末を迎えるというゼフィレッリの物語の行方にも注目したい。

文/タナカシノブ